AMDがグラフィックスドライバー「AMD Software: Adrenalin Edition 26.7.1」の配信を開始し、エントリー向けの新モデルRadeon RX 9050へ正式対応しました。
RX 9050対応と同時にWindows 10のFSR 4.1クラッシュも修正
Adrenalin Edition 26.7.1は2026年7月28日に公開されたWHQL認証済みのドライバーで、対応OSはWindows 10とWindows 11の両方、デスクトップGPUはRadeon RX 9000シリーズからRX 5000シリーズまでをカバーします。新規のゲーム対応としては『Gears of War: E-Day』のオープンベータ先行アクセスと『Out of Control Evolution』の2タイトルが加わっており、前者は8月6日から10日にかけて予約購入者とGame Pass加入者向けに開催されます。
また、新規対応製品にはRadeon RX 9050が追加されました。同モデルはRX 9060 XTのちょうど半分となる1024コア構成のRDNA 4世代エントリーGPUで、今回のドライバーから正式サポートに加わっています。
今回の修正は5件で、Radeon RX 7000シリーズ以降でMaxon Cinema 4DやBlenderのモデル表示にちらつきや描画失敗が出る問題、Blender実行中に断続的にクラッシュする問題、Fortniteで方向指示アイコンが描画されない問題が解消されています。
Windows 10のRadeon RX 7000シリーズでは、6月にRadeon RX 7000へ前倒しで提供が始まったFSR 4.1を有効にすると一部ゲームで断続的にクラッシュする問題も修正されました。このほか、Radeon RX 9000シリーズでBattlefield 6のAMD FSR UpscalingとAMD FSR Frame Generationを有効にしてもAdrenalin上で無効と表示される問題も直っています。
既知問題はBattlefield 6とWindows 10に集中
既知問題として挙げられているのは4件で、うち2件が修正側でも触れたBattlefield 6に関するものです。AMD Ryzen AI 9 HX 370搭載機では同タイトルのプレイ中に断続的なクラッシュやドライバータイムアウトが発生する場合があり、AMDは開発元と協力して修正に取り組んでいるとしています。
また、一部のAMD製GPUではAMD Record and Streamとの併用でテクスチャのちらつきや破損が出る場合があります。修正5件と既知問題4件を通じてBattlefield 6関連は計3件を占めており、AMD環境での同タイトルの作り込みはまだ途上にあると言えます。
Windows 10では、ドライバーのインストール後にAMD Smart Access Memory(SAM)が無効になる場合があるという既知問題が新たに加わりました。Windows 10のRadeonドライバーを巡っては、6月の26.6.2ではWindows 10でGPUが正常に認識されなくなり、翌日にホットフィックスの26.6.3が配信される事態になっており、今回のFSR 4.1クラッシュ修正で一つ解消した一方で新たな問題が加わったことになり、不具合の発生と修正の繰り返しからまだ抜け出せていないとみられます。
Windows 10で26.7.1を適用する場合は、インストール後にSmart Access Memoryが無効になっていないかを確認しておくと安心です。また、Ryzen AI 9 HX 370搭載機でBattlefield 6を中心にプレイしているなら、クラッシュ問題の修正が届くまでアップデートを見送るのが無難です。


