
iOS 17.0.3やiOS 17.1にバージョンアップされたiPhone 15 Proのベンチマークスコアが大幅向上。シングルコアはM2 MaxやCore i9-13900K超えに
AppleのiPhone 15 Proではコンシューマー向け製品としては世界ではじめて3nmを採用するApple A17 Proを搭載し、既に高かったA16 Bionicを大幅に上回る性能を発揮する事が期待されていました。しかし、いざ発売されてみるとA17 ProはA16 Bionicに対してあまり大きな性能向上が見られなかった他、消費電力がA16 Bionicに比べて上がり端末の温度が非常に熱くなるほか、サーマルスロットリングが発生するなど期待を下回る出来となっていました。
しかし、Appleでは特にサーマルスロットリング関連の問題についてはバックグラウンドで不要なタスクが動作してしまうiOS 17のバグが原因であるとしています。そんとあめ、これらを改善したiOS 17.0.3を2023年10月5日にリリースしましたが、このアップデートおよびベータ版としてリリースされたiOS 17.1でベンチマークを行った結果では不要なバックグラウンドタスクの動作が無くなった事や、その他最適化などが加わる事でApple M2 MAXやCore i9-13900Kなどデスクトップ向けCPUの性能をも上回るスコアを叩き出しているようです。
Geekbench scores for the iPhone 15 Pro Max have been exceeding 3000 in the single score since the ios update for overheating on the iPhone 15 Pro Max. pic.twitter.com/RkBRsEhrmJ
— Revegnus (@Tech_Reve) October 4, 2023
iPhone 15 Proが発売されて間もない頃のGeekbenchベンチマークではシングルコア約2900pt、マルチコアが約7200ptを記録していましたが、ベータ版のiOS 17.1にアップデート後に計測されたベンチマークではシングルコアが3004pt、マルチコアは7770ptと大きく向上している事が明らかになっています。
このシングルコアスコアはMac Studioに搭載されているM2 Maxを上回るスコアになっており、x86系CPUで最大253Wの消費電力のCore i9-13900Kにも迫るスコアになっています。マルチコアではApple M1搭載のiPad Airに迫るスコアの他、Core i9-9900K搭載のiMac並みのスコアになっています。

なお、Revegnus氏が載せているiPhone 15 Pro Maxのベンチマーク結果はiOS 17.1で計測されていますが、自分が持っているiPhone 15 ProをiOS 17.0.3にアップデートした状態で計測した際にはシングルコアは2979pt、マルチコアは7524ptを記録しているなどスコアがiOS 17.0の時よりも伸びている事が確認されるため、Apple A17 Proの真のパフォーマンスは当初言われていたよりも高いと言えそうです。
恐らくこのスコア向上を受けて改めてベンチマーク含めたテストなどを行った結果が登場すると見られていますが、TSMC 3nmやApple Siliconの汚名返上となるか注目です。

