Microsoftの8GB版Surface Laptopが、日常的なマルチタスク中に数秒間のフリーズを頻発させることがレビューで明らかになりました。
起動直後にWindows 11だけで4.2GBを消費。常用では残り1GB未満
8GB版Surface Laptopは、2025年に16GBメモリ・899ドルで発売された13インチSurface Laptopへ2026年6月に追加された低価格構成で、Snapdragon X Plusと256GBストレージ、オンボードで増設できない8GB LPDDR5Xメモリを搭載しています。
この8GB版を実際に検証したThe VergeのAntonio G. Di Benedetto氏によると、筐体品質やキーボード、バッテリー駆動時間は高く評価できる一方、Windows 11の日常的な使用中にフリーズが定常的に発生したとのことです。再起動直後にスタートアップアプリを最小限へ絞った状態でも、タスクマネージャー上のメモリ使用量は4.2GBに達しており、通常使用時には使用可能な7.6GBのうち約6.7GBを消費することが頻繁にあったとされています。
フリーズの状況も具体的で、Chromeのタブ約10個とSlack、Signalを開いたままMicrosoft Teamsで通話していたところ、他の参加者が短い動画を共有した瞬間に本体全体が数秒間ハングしたほか、同様の停止は通話も動画もないGoogle Docsでの作業中を含めて1日に複数回起きています。タブを6個程度へ減らしSignalを終了すると使用量は約5.5GBまで下がり、基本的なブラウジングや動画再生はおおむね問題なく動くものの、追加のアプリを開く余裕はほとんど残らず、オンボードメモリのため増設で逃げる道もありません。
8GB版は16GB版の発売価格より50ドル高く
この8GB版の定価は949.99ドルで、16GB版が2025年の発売時に付けていた899ドルよりも、メモリを半分にしながら50ドル高い設定です。Microsoft Storeでは現在849.99ドルへ値下げされていますが、それでも16GB版の発売価格との差は50ドルにとどまり、実質的な値上げとスペックダウンが同時に進んでいます。
メモリを巡っては2026年第2四半期にはDRAM・NANDの契約価格が約60%上昇しているため、DRAM高騰が続く限り価格を抑えるには8GB構成にするしかなく、メモリを削って価格を下げる動きはSurfaceに限らず、Computex 2026以降はノートPCの8GB構成への回帰としてDellやAcerにも広がっています。ただ、今回のレビューの通り、Windows 11が基礎的に使うメモリに加え、Chromeなど定番アプリだけで8GBをほぼ使い切る実態がある以上、多少高価でも16GB以上のメモリを最低ラインとして選ぶべきと言えます。


