2スロット厚のブロワー型クーラー搭載のGeForce RTX 4090が出現。

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NVIDIAが2022年に発売したGeForce RTX 4090では3スロットや4スロット厚のGPUクーラーを搭載するモデルが多くなっていましたが、中国のAIBが2スロットのブロワー型クーラーを搭載するRTX 4090を発表したようです。

目次

2スロット厚に収まるGeForce RTX 4090が出現。今どき珍しいブロワー型クーラー採用

NVIDIAが2022年10月16日に発売したGeForce RTX 4090では消費電力が最大450WほどになることからNVIDIAのFounders Editionをはじめ、多くのAIBモデルでも3スロットから4スロット厚のGPUクーラーを搭載していましたが、中国のGPUメーカーが2スロット厚かつブロワー型クーラーを搭載するGeForce RTX 4090を作り始めたようです。

この2スロット厚のRTX 4090がどこのメーカー製なのかは不明ですが中国を拠点とするAIB製モデルのようです。

長さは30~32cmで幅はPCIブラケットとほぼ同じ11.5cmに収まるサイズになっています。このブラケットの幅とほぼ同じRTX 4090はこれが恐らく初めて登場する例と見られています。

消費電力は450Wに制限される事は確実で、8pin x 3を12VHPWRに変換するアダプターが同梱されるようです。

この2スロットブロワータイプのRTX 4090についてはヒートシンクが小さいもののブロワーファンを高回転で回す事で適切に冷却を行うものと見られています。また、多くのRTX 4090に搭載されているバックプレートはこのグラフィックスカードには搭載されていないためエアフローが適切なケースであれば冷却面では若干有利に働くと言えそうです。

なお、2スロットブロワータイプのRTX 4090は中国で1.5万元(日本円28.4万円)で販売がされており、通常のRTX 4090の1.3万元(日本円24.6万円)に比べるとかなり割高な販売価格になっています。

ただ、この2スロットブロワータイプのRTX 4090についてはワークステーションやデータセンターなどで需要があるようです。特にワークステーションやデータセンター向けのRTX AシリーズやRTX Ada世代でRTX 4090並みの仕様のものを買おうとすると50万~100万円近い金額を支払う必要がありますが、それを30万円台で手に入れられるとなると一定の需要はあると考えられます。

なお、NVIDIAではワークステーションやデータセンターで安価なGeForce RTXを使われる事を回避したいため、大手AIBに向けてはブロワータイプのRTX 3090の製造を中止するように要請した事例が過去にあり、RTX 4090でも本来はブロワータイプのGPUクーラーを備えたモデルは認められていない可能性はありそうです。

 

ブロワータイプのRTX 4090については2スロットで幅もPCIブラケットとほぼ同じという事でワークステーション用途でなくても欲しい人は居そうなデザインかもしれませんね。ただ、NVIDIAとしてはこの形であればワークステーションやデータセンターなど大量にGPUを搭載する環境でも使えてしまう事から恐らく中国で販売されているモデルに関してはNVIDIAの許可なく製造がされているモデルの可能性がかなり高そうです。特にこの2スロットブロワータイプのRTX 4090ではメーカー名も記載されていない辺り、本当は存在してはいけない存在のものを作っていると言えそうです。


 

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