NVIDIAは、GeForce Game Ready Driver バージョン610.47 WHQLを公開しました。James Bond新作『007 First Light』をはじめとする最新タイトルへの最適化が今回の目玉となっています。
GeForce Game Ready Driver 610.47の主な内容
本ドライバはWHQL認証を取得した月例リリースで、Release 610シリーズ(バージョン610.xx〜614.xx)の初版に位置付けられます。前回のWHQL版である596.49からのアップデートとなり、R590世代から番号が大きく進む形でR610世代へ移行している点が今回の特徴です。
対応ゲーム・最適化
- 『007 First Light』への最適化(DLSS・RTX対応)。
- 『LEGO Batman: Legacy of the Dark Knight』への最適化。
- 『EA SPORTS F1 25: 2026 Season Pack』への最適化。
- 『World of Tanks: HEAT』への最適化。
主な新機能・変更点
CUDA 13.3への対応が追加されました。また、NVIDIA OpenCLドライバが使用するJITコンパイラが、R510以降オプトインで提供されてきたClang 7.0/NVVM 7.0ベースの新コンパイラへ正式に切り替わり、旧Clang 3.4ベースのコンパイラを置き換えています。長年使われてきた旧コンパイラがついに引退する形となり、16ビット浮動小数点(half)型や128ビット整数型のネイティブサポートなどが既定で利用可能となります。
なお、NVENCの旧プリセット・旧レート制御モードはR590世代までで打ち切られており、本ドライバでも引き続き非対応です。該当する用途ではVideo Codec SDK 10.0以降への移行が必要となります。
修正された不具合
- 『Like a Dragon: Infinite Wealth』でドライバ更新後にシャドウや照明がちらつく不具合を修正。
- 『Enshrouded』でドライバ更新後に地形が表示されなくなる不具合を修正。
- Godotエンジンを使用した一部ゲームで視覚的な乱れが発生する問題を修正。
- マルチモニター環境でV-SYNCを使用した際のゲーミング安定性を改善。
- Adobe Lightroom Classicのアプリケーション安定性に関する問題を修正。
- Autodesk FormaでOpenGL使用時、カメラ操作中にメモリリークが発生する不具合を修正。
- Apple Studio Display XDRがドライバ更新後に480pしか表示しない不具合を修正。
- Samsung The FrameでディスプレイのGameモードを使用すると主要機能が無効になる問題を修正。
既知の不具合
- 一部環境で電源管理モードで「Prefer Maximum Performance(最大パフォーマンス優先)」にしても、正しく適用されない場合がある。
なお、今回も既知の不具合は少なくなっていますが、R590からR610へ大幅なアップデートが行われているため、007 First Lightをプレイする予定がない人は少し様子を見てから適用した方がいいかもしれません。

