Radeon RX 9070 XT が11万円台に値下がり。RTX 5070 Tiに対抗?
AMDが2025年3月に発売したRDNA4アーキテクチャーを搭載するRadeon RX 9070 XTは当時かなり高価だったNVIDIA GeForce RTX 5070 Tiに対して性能はほぼ同等ながらも定価は20%以上安価であり、販売価格も同じぐらい安価だったことから高い人気を獲得していました。しかし、2025年6月頃になるとRTX 5070 Ti含むNVIDIA製品の販売価格が全体的に値下がり傾向が鮮明になる一方で、元々安価だったRadeon RX 9070 XTはなかなか値下がりが行われず、徐々に価格と言うアドバンテージが消えつつありましたが、ここ最近になりRadeon RX 9070 XTも値下がりし始め、12万円を切る価格で販売されていることが明らかになりました。


Radeon RX 9070 XTは発売当初は最廉価モデルが112,980円で販売されていましたが、このモデルは発売日限定の俗にいうアリバイ価格モデルで、そのあとも継続的に販売されていたモデルは12.8万円前後で販売が行われていました。そのため、最近になり14万円を下回る価格まで値下がりするGeForce RTX 5070 Tiに対してコストパフォーマンス面での優位性が徐々になくなってきていた状態でした。
しかし、6月26日頃からASRock製Radeon RX 9070 XTが最安値を更新し、119,800円まで値下がりし、節目である12万円を下回る価格での販売が行われています。
GPU | 1FPSあたりのコスト | FPS | 販売価格 |
---|---|---|---|
Radeon RX 9070 XT | 1619円 | 74 | 119,800円 |
GeForce RTX 5070 Ti | 1771円 | 79 | 139,980円 |
製品の特長として、Radeon RX 9070 XTはRTX 5070 Tiに対してラスタライズ性能は同等レベル、一方でレイトレーシング性能は劣ると言うことでRTX 5070 Tiに対してある程度安価でなければ競争力は無い製品と見られていましたが、RTX 5070 Tiの値下がりによりコストパフォーマンスでの差は3%台にまで近づき優位性を失いつつありました。
しかし、今回12.8万円から一気に12万円まで値下げが行われたことでRTX 5070 Tiに対するコストパフォーマンスは10%近く優れるレベルまで向上しているため、1440pから画質を落とした4K解像度でゲームをプレイしたいユーザーにとっては再びRadeon RX 9070 XTは良い選択肢になると言えそうです。
なお、グラフィックカードについてはNVIDIAを筆頭に販売価格が下落気味で、AMDもこの動きに追従することで両者間でさらなる価格競争が期待されます。そのため、特にRTX 5070 TiやRTX 5060 TiなどAMDが製品モデルを投入している製品を中心に更なる値下がりが期待されますのでグラフィックカードの購入を検討している人は価格動向に注目しておいた方がいいかもしれません。
コメント
コメント一覧 (4件)
FSR4がくっそ優秀だしFPSゲーム強いし普通にあり
まだ競争力ないよ
10万円台なら候補には入るかも
9070xtはメディアで話題になった時には即品薄⇒価格高騰してなんの意味も無かった。ずいぶん間が空いた後に在庫が回復してもなかなか価格が下がらなかったし。
肝心の性能面もゲームは良好・AIは全然ダメ・発熱と消費電力キツい
なら、普通に5070Ti買うよ。この価格帯で2〜3万安いぐらい誤差だし半端な物なんか欲しくない。
俺と同じ名前を使うな偽物、どんな神経してるん普通じゃない
rx7000シリーズは発熱キツいけどrx9000シリーズは発熱も良好