GeForce RTX 5080が定価から7%値下げとなる18.5万円で販売中。値下げトレンドが続く
NVIDIAは先代モデルのGeForce RTX 4000シリーズを、RTX 5000シリーズ発売前に生産終了とするなどNVIDIAが供給を調整したことでRTX 5000シリーズ発売時には供給に対して需要が上回り世界各国で品薄となったほか、この品薄が原因で販売価格が定価を大きく上回る状態での販売が数か月ほど常態化していました。しかし、2025年5月に入ってからはRTX 5090からRTX 5060 Tiまで各モデルの需給状態が大きく改善したためなのか、ハイエンドモデルのGeForce RTX 5080の販売価格の値下がり傾向が続いているようです。


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GeForce RTX 5080は2025年1月30日に発売され、NVIDIAが設定する定価は198,800円に設定される一方で、極度な品薄により販売価格は20万円を超える状態が続いていました。しかし、5月に入ると価格は一気に19万円を下回る価格にまで下落していますが、2025年5月28日時点ではさらなる販売価格の値下げが行われ、現在は定価を7%下回る、185,000円での販売が行われています。

RTX 5080の販売価格は発売当初や定価から比べるとかなり安くなっている状態ですが、コストパフォーマンスの観点で言うとまだまだ先代のRTX 4080 SUPERには遠く及ばないのが現状です。と言うのもRTX 5080はRTX 4080 SUPERに対して4K解像度での性能向上は10~15%程度である一方で、RTX 4080 SUPERは販売終了となる2024年10月末時点では15万円で販売されていました。
GPU | 1FPSあたりのコスト | FPS | 販売価格 |
---|---|---|---|
GeForce RTX 5080 | 2033円 | 91 | 185,000円 |
GeForce RTX 4080 SUPER | 1852円 | 81 | 150,000円 |
RTX 5080は高い性能に加えDLSS 4などの機能も備わっているものの、RTX 4080 SUPERより20%以上も高い価格、そしてFPSあたりのコストパフォーマンスでも10%以上劣る状態をDLSS 4などでカバーできるかと言われると微妙で、もう少し値下がりしなければ人気が出るとは言えない状態と言えます。
ただ、RTX 5080の価格推移をみる限りNVIDIAやAIBなどが供給価格の値上げを行わない限りは値下がり傾向が続くと考えられるほか、販売面でもRTX 5080含む、RTX 5000シリーズ全体の人気はあまり高い状態ではないためRTX 5080も17万円台に乗るぐらいまで値下がりが続くことが期待されます。一方で注意点としては、グラフィックカード価格は為替動向など外的要因の影響も受けやすい製品でもあるため、もしRTX 5080など高価なグラフィックカードの購入を検討している場合は価格動向に加え、為替やNVIDIA関連の情報にも気を配った方がいいと言えそうです。
コメント
コメント一覧 (3件)
5080の付加価値はDLSS4っていうか、マルチフレーム生成ですよね
DLSS4からTransformModelを使うようになった超解像技術やレイ再構築などは旧世代のRTXでも使えるので
元値が高すぎた
噂通り5000シリーズ減産しこれ以上の値下げがなければ暫くはグラボもAMDの時代が来るだろう
自分も手元にPCなくて1から作るならAMDグラボを選択する
安くなってるのはクーラーがショボくなったモデルの話なんで……