中国で GeForce RTX 5080 や RTX 5070 の供給が正常化? 日本でも近々普通に買えるようになるが価格は高止まり傾向?
NVIDIAのGeForce RTX 5000シリーズは最初に発売されたハイエンドモデルのRTX 5090やRTX 5080に加え、アッパーミドルレンジモデルのRTX 5070 TiやRTX 5070も抽選販売を経なければ入手できない状況が続いていますが、どうやら中国では既にメーカー希望小売価格に近い価格でRTX 5080やRTX 5070が販売される状況にまで落ち着いてきているようで、日本でもまもなく供給状況の正常化が期待できる可能性が出てきています。



MEGAsizeGPU氏によると中国のJDやRTX 5080やRTX 5070 Ti、そしてRTX 5070については供給状況が正常化に向かいつつあるようで、JDやPDDなどでは既にこれらのグラフィックカードに関してメーカー希望小売価格 (MSRP)より若干高い製品が多いものの簡単に購入できる状態であるほか、RTX 5070 Tiに関してはPDDでMSRPで販売されているモデルもポツポツ出始めているとのことです。
ただし、供給が正常化されてもMSRPで販売されるモデルではAIB側が利益をほとんど得られないことからMSRPモデルの供給が増える可能性はあまり期待しないほうが良いとも明らかにしています。そのため、RTX 5070、RTX 5070 TiやRTX 5080の供給が安定していってもNVIDIAが発表したMSRPで販売されるモデルは今後もほとんど出回らないと言えそうです。
Nvidia also has this concern, so it posted this supply chart to clarify that it indeed sent an ample supply of chips. I saw AIC get a lot of GB202 one month before, but I don't know why the 5090s haven't been in mass supply yet.
— MEGAsizeGPU (@Zed__Wang) March 13, 2025
なお、MEGAsizeGPU氏は2月中旬ごろにRTX 5090に使われるGB202 GPUが大量にAIBへ出荷されたことを明らかにしている一方で、RTX 5090の在庫は日本含め世界各国で枯渇している状態となっていますが、この件に関してはGB202 GPUが大量供給された事実は変わらないものの、なぜ市場に出回っていないのかはNVIDIAも含めて把握できていないようでAIBがRTX 5090の在庫を溜め込まないようにプレッシャーをかける意味でRTX 5000シリーズの出荷台数がRTX 4000シリーズ以上と言う紹介をGDC 2025に備えたメディア向けブリーフィングにて明らかにしたとも述べています。そのため、RTX 5090についてまだ供給が安定していませんが、春以降になれば他のRTX 5000シリーズと同じく普通に購入できるようになるかもしれませんが、RTX 5090も他と同じくMSRPで購入できる可能性はかなり低く、40万円以上は出す覚悟を持たないと購入できないと言えそうです。
MEGAsizeGPU | X (Twitter)
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