Intel Panther Lake世代Core Ultra 300シリーズのCPUとGPU構成とラインアップが判明

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Intel Panther Lake世代Core Ultra 300シリーズのCPUとGPU構成とラインアップが判明

Intelは2025年末から2026年初めにかけて、ノートPC向けの新CPUとしてPanther Lake世代を投入予定であり、製品名はCore Ultra 300シリーズになると言われています。今回、Panther Lake CPUについて、Linuxなどオープンソースシステムで使用されるCorebootの更新ファイルから、Panther Lakeとして登場予定の各ダイと、それぞれのCPUおよびGPUコア数に関する情報が明らかになりました。

Panther Lakeは、2024年に投入されるArrow LakeやLunar Lakeの後継モデルとして計画されており、ノートPC向け専用CPUとして2025年末から2026年初めにかけて導入されます。P-Coreには「Cougar Cove」と呼ばれる新アーキテクチャが搭載され、E-CoreにはArrow Lakeで初めて採用されたSkymontを引き続き採用します。また、NPUに関しては、Arrow Lakeでは10 TOPs程度の性能しかなく、Copilot+には対応できませんが、Panther Lakeでは45 TOPs以上の高性能なものが搭載されます。さらに、内蔵GPUには「Arc Celestial」と呼ばれるXe3アーキテクチャが採用され、パフォーマンスの向上が図られています。

Panther Lakeに関して、Corebootのパッチファイルによると、TDPは15W、25W、45Wの設定が基本となるため、1つのアーキテクチャで低消費電力専用のLunar Lakeから高TDPで性能重視のArrow LakeまでをカバーするCPUになる見込みです。

また、Panther Lakeとして投入される各CPUのダイは以下の4つが予定されています。

  • Panther Lake-H | CPU 4P+8E+0LPE / GPU 4 Xe3 Core / TDP 45W
  • Panther Lake-H | CPU 4P+8E+4LPE / GPU 12 Xe3 Core / TDP 25W
  • Panther Lake-H | CPU 4P+8E+4LPE / GPU 4 Xe3 Core / TDP 25W
  • Panther Lake-U | CPU 4P+0E+4LPE / GPU 4 Xe3 Core / TDP 15W

性能重視の高TDP 45Wモデルでは、CPU性能に重点を置いた構成となっており、4P+8Eの合計12コア12スレッド構成ですが、内蔵グラフィックスはXe3コアを合計4コア搭載しています。

一方、TDPが25Wのメインストリーム向けCPUでは、GPU性能を重視したモデルと通常モデルが存在するようです。両モデルともCPUは4P+8E+4LPE構成ですが、GPU性能を重視したモデルでは12コアのXe3コアを搭載し、最大192コアのExecution Unit (EU) を備えています。これは、現行のノートPC向けGPUに比べて約1.5倍のコア数となります。

Intelは当初、Arrow Lakeでグラフィックス性能を大幅に強化したArrow Lake Haloを計画していましたが、頓挫したと言われています。しかし、代わりにPanther Lake Haloが投入される可能性があり、この12コアのXe3コアを搭載したモデルがそのPanther Lake Haloである可能性があります。性能面では、アーキテクチャの刷新とコア数の増加により、Arrow LakeやLunar Lakeに比べて大幅なグラフィックス性能の向上が期待されており、AMDのStrix Haloにも対抗できる可能性があるCPUです。

通常のモデルでは、GPUは4コアのXe3コアを搭載するにとどまっています。そのため、さまざまなゲームをプレイできるほどの性能はありませんが、Arrow LakeやLunar Lakeに比べてアーキテクチャが刷新されているため、性能自体は向上すると見られています。

低消費電力向けモデルであるPanther Lake-Uは、CPUが4P+4LPEという構成で、Lunar Lakeに似た構成になっています。また、GPUは4コアのXe3コアを備えていますが、TDPは15Wと非常に低く抑えられており、Lunar Lakeに近いCPUと言えます。ただし、Lunar Lakeとは異なり、Panther Lakeではメモリをパッケージに統合していないため、面積効率などは劣ると考えられます。

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Panther Lakeは、2025年末にかけて投入されるノートPC向けのCPUとなりますが、P-Coreには「Cougar Cove」と呼ばれるLion Coveの改良版が搭載されるため、CPUパフォーマンスの向上に焦点が当てられています。また、一部モデルでは12コアのXe3を備えるなど、グラフィックス性能の向上にも力を入れていると見られます。この12コアのXe3を搭載するモデルは、最近噂されているPanther Lake Haloと呼ばれるモデルである可能性もあり、AMDのStrix Haloに対抗するモデルとして、どのようなグラフィックス性能を発揮するのか、特に注目が集まります。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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