AMD Ryzen 9000シリーズが日本で最大9%値下がり。海外では最大12%の値下げを記録

AMD Ryzen 9000シリーズが日本で最大9%値下がり。海外では最大12%の値下げを記録

AMDは2024年8月上旬にRyzen 9000シリーズを発売しましたが、Ryzen 5/7に関してはTDPを先代の105Wから65Wに引き下げたことで、同等の性能を維持しつつ電力効率が大幅に向上しました。しかし、ピーク性能の向上が期待外れだったため、評価は芳しくありません。また、ハイエンドのRyzen 9シリーズも、ゲーミング性能が先代モデルと大差がないことから高評価を得られず、販売面でも苦戦しており、発売翌日にRyzen 9 9900Xが早速値下げされる事態となりました。

そんなAMDのRyzen 9000シリーズですが、日本でもご祝儀価格が終了したのか、徐々に値下げが進んでおり、海外ではさらに値下げが進行するなど、販売面での苦戦が浮き彫りになっています。

日本ではRyzen 9000シリーズは最大9%ほど値下がり。Ryzen 9 9950Xは約6,000円安く

日本では、Ryzen 9 9950Xが119,800円、Ryzen 5 9600Xが54,800円という価格設定で発売されましたが、3週間程度でRyzen 9 9950Xは約6,000円値下がりし、Ryzen 5 9600Xは9%近く値下がりするなど、大幅な値下げが確認されています。

在庫状況も発売当初は品切れが目立ったRyzen 9000シリーズですが、現時点ではすでに各量販店の在庫を探せば全モデル入手可能な状況になっている状態のようです。

海外ではRyzen 9000シリーズが最大12%の値下がりを記録

Ryzen 9000シリーズは発売時のレビューで高評価を得られなかったほか、一般コンシューマーが求めるゲーミング性能ではRyzen 7 7800X3Dが現時点で最も高性能で、価格もそれほど高くないため、わざわざ高価なRyzen 9000シリーズを選ぶ理由が少ない状況です。また、AMDは2024年末から2025年初めにかけてRyzen 9000X3Dシリーズを投入すると言われており、これが買い控えの一因となっている可能性もあります。そのため、今後もRyzen 9000シリーズの値下がり傾向が続くと見られます。

Ryzen 9000シリーズは発売時のレビューで高評価を得られなかったほか、一般コンシューマーが求めるゲーミング性能ではRyzen 7 7800X3Dが現時点で最も高性能で、価格もそれほど高くないため、わざわざ高価なRyzen 9000シリーズを選ぶ理由が少ない状況です。また、AMDは2024年末から2025年初めにかけてRyzen 9000X3Dシリーズを投入すると言われており、これが買い控えの一因となっている可能性もあります。そのため、今後もRyzen 9000シリーズの値下がり傾向が続くと見られます。