NVIDIAがGeForce RTX 4070をGDDR6にダウングレードする可能性。GDDR6X不足が原因?

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NVIDIAがGDDR6X不足を理由にGeForce RTX 4070をGDDR6にダウングレードする可能性

NVIDIAが現在発売しているGeForce RTX 4000シリーズでは、アッパーミドルレンジモデルのGeForce RTX 4070以上のモデルで高速なGDDR6Xを採用しています。しかし、このGDDR6Xメモリーの製造上の不具合により、供給が一時的に途絶える可能性があります。これにより、NVIDIAはGeForce RTX 4070以上のモデルの生産を7月から一時停止しますが、その後もGDDR6X供給の影響は続くと見られています。そのため、NVIDIAはGeForce RTX 4070を現行のGDDR6XメモリーからGDDR6にダウングレードしたモデルを新たに投入する可能性が出てきています。

中国の半導体製品情報に関するやり取りが行われている博板堂の情報によると、NVIDIAはGDDR6Xの供給不足を緩和するために、GeForce RTX 4070をGDDR6化して生産することを検討しています。このGeForce RTX 4070 GDDR6版がGDDR6X版を置き換えるかどうかは明らかではありませんが、少なくともGDDR6Xの供給が不足している間はGDDR6版が市場に出回る可能性があります。

GeForce RTX 4070は192-bitのバス幅を採用しており、現行のGDDR6Xは21 Gbpsで動作しています。これにより、メモリー帯域幅は504.2 GB/s程度です。しかし、GDDR6に置き換わると速度は18 Gbps程度に落ち、メモリー帯域幅は432 GB/sと約15%低下します。この変更によるパフォーマンスへの影響は、1080p程度で軽いゲームではほとんど影響がないかもしれませんが、高画質なテクスチャーを多用するオープンワールド系のゲームではパフォーマンスが明確に下がる可能性があります。

このGDDR6Xは現時点では一時的な供給停止に留まると見られていますが、長期化した場合にはNVIDIAは残っているGDDR6Xの在庫をエンタープライズ向けのRTXシリーズに優先供給し、GeForce RTX 4000シリーズの生産は後回しになる可能性があります。そのため、今後の動向次第ではGeForce RTX 4070 GDDR6版がGeForce RTX 5000シリーズ登場まで供給され続ける可能性もあります。そのため、近い内にGeForce RTX 4070の購入を検討している場合、ダウングレード版が登場する前に購入したほうが良いかもしれません。

ソース

GDDR6x 記憶體面臨短缺問題,NVIDIA GeForce RTX 4070 12GB「GDDR6」可能已在路上 | Benchlife

https://benchlife.info/nvidia-geforce-rtx-4070-12gb-gddr6-on-the-way/

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