Windows 11のペイントの脆弱性はWindows Updateを最新にしても残る可能性。修正はMicrosoft Storeから配信

Windows 11のペイントの脆弱性はWindows Updateを最新にしても残る可能性。修正はMicrosoft Storeから配信

Windows 11の標準の画像編集アプリ「ペイント」に、ネット経由でコードを実行される脆弱性があり、Microsoftは10月に修正したものの、その後、修正に必要なペイントのバージョンを11.2609.401.0に引き上げました。修正はWindows UpdateではなくMicrosoft Storeから配信されるため、10月にペイントを更新したPCでも、Storeの更新が止まっていると脆弱性が残ります。

目次

Windows 11のペイントの脆弱性が10月に修正。修正に必要なバージョンは後から11.2609.401.0に引き上げ

Windows 11の標準の画像編集アプリのペイントでは、メモリの決められた範囲の外を読み取ってしまう不具合から、ネット経由でコードを実行される脆弱性CVE-2026-83844が見つかり、Microsoftは10月の月例更新と同じ10月13日(米国時間)に修正を配信しました。この脆弱性の深刻度はMicrosoftの4段階で上から2番目の「重要」で、CVSSは10点満点中8.1です。

CVE-2026-83844はログインもユーザーの操作もなしにネットワーク越しに攻撃できるものの、成功させるには攻撃者がシステムをよく知っている必要があり、環境や構成にも左右されるため、攻撃条件の複雑さは「高」とされています。公開時点で悪用は確認されておらず、Microsoftも「悪用される可能性は低い」と評価しています。

ただ、Microsoftは公開時、ペイントのバージョン11.2605.91.0以降で修正済みとしていましたが、その後、理由を説明しないまま、修正に必要なバージョンを11.2609.401.0以降に引き上げています。そのため、10月にペイントを更新して11.2605.91.0以降になっていても、11.2609.401.0より古ければ、脆弱性が残っている扱いになります。

ペイントの修正はWindows UpdateではなくMicrosoft Storeから配信。設定アプリやフォトもStoreでの更新へ

Microsoftは11.2609.401.0のペイントの入手先としてMicrosoft Storeのペイントのページを示しており、修正はWindows UpdateではなくStoreのアプリの更新として配信されます。Storeのアプリの自動更新は初期設定でオンなので、止めていなければペイントも自動で更新されますが、止めている場合は、Windows Updateを最新にしていてもペイントは古いバージョンのままで、脆弱性も残ります。

ペイントのようにStoreのアプリの更新で修正や新機能が配信されるWindows 11の標準アプリは増えており、Microsoftは10月から設定アプリの一部もStoreから更新する仕組みを試しているほか、作り直された新しいフォトも10月26日から12月中旬にかけてStoreから配信されています。Storeで更新される標準アプリが増えるほど、Windows Updateだけでは塞がらない脆弱性も増えるとみられます。

そのため、Storeの自動更新を止めている、またはStoreを使っていないPCでは、ペイントの設定(右上の歯車)でバージョンを確かめ、11.2609.401.0より古ければStoreの「ライブラリ」から更新した方が良さそうです。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

目次