Microsoft Storeに、Windows 11の設定アプリとほぼ同じ見た目のMicrosoft製アプリが登場しました。これまでWindows Updateで更新してきた設定アプリの一部を、Storeから更新する仕組みをMicrosoftが試している可能性があります。
設定アプリそっくりのMicrosoft製設定アプリがMicrosoft Storeに登場。設定アプリの試験版?


Storeに登場したのは、Microsoft Corporationが公開する「Project Odeon」というアプリで、最近の更新でアイコンが設定アプリと同じになり、画面も設定アプリによく似たものになりました。Odeonはまだプレビュー扱いで、インストールするにはWindowsの開発者モードを有効にする必要があり、一般向けに出す時期は示されていません。中身も作りかけで、「バージョン情報」ではストレージ容量の表示が今の設定アプリと食い違っています。
このOdeonを入れても今の設定アプリはそのまま残り、Odeonは別のアプリとして並んで動きます。また、Storeアプリはシステム設定を直接は変えられないため、PC名やタイムゾーンの変更、更新プログラムの削除など、管理者権限が必要な操作は専用の補助プログラムに任せる作りとのことです。ただ、アプリに組み込まれた試験用の機能は多くなく、現時点ではアカウントの設定画面で通常のMicrosoftアカウントの設定とMicrosoft 365のサブスクリプション管理をドロップダウンリストから切り替えられる機能など、小規模なものにとどまっています。
Store経由なら月例更新を待たずに更新可能だがコントロールパネルは当面残る見通し
今の設定アプリはOSに組み込まれており、画面の修正や改良は月例の累積更新や大型アップデートに合わせて届きます。一方、メモ帳やペイントはすでにStoreアプリとして配られており、修正や新機能はOSの更新を待たずにStoreから届いています。設定アプリも画面の一部をOdeonのようにStoreアプリにすれば同じ届け方ができるため、Microsoftは設定アプリをより柔軟に更新できるようにする狙いがあるとみられます。ただ、そのメモ帳やペイントは2026年1月、Storeのサーバー側の問題で一部のPCで開けなくなっており、設定アプリもStoreから届けるようになれば、こうした障害の影響を受けることになります。
また、コントロールパネルに残る設定は、MicrosoftのMarch Rogers氏が4月にすべて設定アプリへ移すと明かしていますが、ネットワークやプリンターのデバイスとドライバーを壊さないよう慎重に進めているとして、完了時期は示していません。実際に、現在も設定アプリからプリンターを手動で追加しようとするとコントロールパネルが開くため、設定アプリをStore経由で更新できるようになっても移行がすぐに完了するわけではなく、コントロールパネルは今後もしばらく残るとみられます。


