Windows 11のフォトでiPhoneのHEIC写真を開くには、Microsoft Storeから拡張機能を2つ入れる必要がありましたが、作り直された新しいフォトでは、拡張機能を入れずにHEICの写真を開いて編集できることが分かりました。新しいフォトは現在Insider向けで、10月26日から一般のWindows 11にも配信が始まる予定です。
iPhoneの写真に要った2つの拡張機能が、新しいフォトでは不要に
iPhoneは写真を標準でHEIC形式で保存しますが、Windows 11のフォトでHEICの写真を開くには、Microsoft Storeから無料の「HEIF 画像表示オプション」に加えて、120円の「HEVC ビデオ拡張機能」も入れる必要がありました。写真なのに動画用の拡張機能まで要るのは、HEICの写真が使用にライセンス料がかかるHEVCという動画の圧縮方式を使っているためで、HEIF 画像表示オプションだけでは表示できません。
そんな中、Microsoftはフォトを、PC、OneDrive、iCloudの写真をまとめて表示するギャラリーと、エクスプローラーから開いた画像も表示するビューアー、編集用のエディターに作り直し、10月15日(米国時間)からInsider向けに配信を始めました。新しいビューアーはこれまでのフォトよりHEICの写真を最大30%速く開けるとされ、新しいエディターではHEICの写真を元の形式のまま編集して保存できます。
Neowinによると、Insider向けの新しいフォトでは、HEICの写真を追加の拡張機能なしですぐに開いて編集や保存ができ、HEIF 画像表示オプションなどをMicrosoft Storeから入れるよう求められることもなかったとのことです。新しいフォトのギャラリーが表示するiCloud写真では、iPhoneで撮った写真が元のHEICのまま保存されており、Microsoftもエディターの紹介でiPhoneのHDR写真や画像の編集を挙げています。iPhoneの写真をまとめて扱う新しいフォトには、拡張機能のないPCでもHEICを開けることが欠かせないため、一般向けに配られるフォトでも同じように開けるとみられます。
一般のWindows 11には12月中旬までに配信
新しいフォトはMicrosoft Storeのアプリの更新として届き、一般のWindows 11には10月26日から12月中旬にかけて配信される予定ですが、拡張機能なしで開けると確かめられたのは新しいフォトの中だけです。エクスプローラーのサムネイル表示など、フォト以外でも拡張機能が要らなくなるのは、HEICを開く仕組みがWindows側にある場合で、Microsoftはその仕組みをフォトに組み込んだのか、Windows側に持たせたのかを明らかにしていません。
これまでは写真しか見ない場合でも有料の拡張機能まで入れる必要がありましたが、新しいフォトが届けば、iPhoneの写真をフォトで見たり直したりするのに拡張機能は要らなくなる見込みです。特にiPhoneを使っているWindowsユーザーにとっては、便利なアップデートとなりそうです。


