Microsoftは、2025年9月からMicrosoft 365の契約者向けに加えてきたCopilotの要約や比較などの8項目を、WindowsのエクスプローラーでOneDriveに保存したファイルを右クリックした際のメニューから削除することを明らかにしました。
OneDriveのファイルに出るCopilotの8項目は、12月初めまでに右クリックから削除
Microsoftは2025年9月、Microsoft 365 PersonalとFamilyの契約者向けに、OneDriveのファイルを右クリックすると出るOneDriveのメニューにCopilotの項目を追加し、文書の要約や、最大5つのファイルの違いを表にまとめる比較などができるようにしていました。その後、画像の内容の説明や比較、画像に写った文字の読み取りも加わり、要約やFAQの作成、質問、ファイルの比較と合わせてCopilot関係のボタンは8項目に増えていました。
そんな中、Microsoftは10月19日(米国時間)、Microsoft 365の管理者向けの告知で、この8項目を11月中旬から全世界で削除し始め、12月初めまでに完了させると発表しました。

削除後は、右クリックメニューの[Copilot に質問]を選ぶか、エクスプローラーの「ホーム」でファイルにカーソルを合わせると表示されるCopilotのアイコンを選ぶと、そのファイルを添付した状態でCopilotとの会話が始まります。これまでは項目を選ぶだけで要約や比較ができましたが、今後は会話を開いてから、Copilotに頼みたい内容を伝える必要があります。一方、タスクバーのOneDriveアイコンから開くアクティビティセンターでは、引き続きCopilotの項目が残るようです。
Microsoftはこの変更について、エクスプローラーでOneDriveのファイルにCopilotを使う手順を簡単にし、[Copilot に質問]などにまとめるためと説明しています。3月には、Windows部門トップのPavan Davuluri氏が、Snipping Tool、フォト、ウィジェット、メモ帳から不要なCopilotの呼び出しボタンなどを減らし始めると表明しており、4月にはInsider向けのメモ帳とSnipping ToolからCopilotのアイコンが消えています。表明で名前が挙がったのはこの4つのアプリでしたが、今回の削除で、同じ取り組みがエクスプローラーの右クリックメニューにも及んだとみられます。
残る[Copilot に質問]もアプリを消さずに隠せるようになる見通し
右クリックメニューに残る[Copilot に質問]は、2025年5月にCopilotアプリが追加した項目で、Windowsにはこれだけを非表示にする設定がないため、消すにはCopilotアプリを削除するしかありません。ただ、10月16日(米国時間)にInsider向けのRelease Previewチャネルで配信が始まったWindows 11 25H2、26H2向けの更新KB5127936には、右クリックメニューに表示する項目を選べるカスタマイズ機能が含まれています。メニュー下部から開く設定画面では、アプリが追加した項目をメインのメニューに表示するか、サブメニューにまとめるか、サブメニューごと非表示にするかを選べるため、[Copilot に質問]もCopilotアプリを残したまま非表示にできるようになるとみられます。
Release Previewチャネルの更新は、その月の下旬に出るオプション更新を先行して配信するもので、オプション更新の内容は翌月の月例更新に含まれます。そのため、このカスタマイズ機能も11月10日(米国時間)の月例更新で一般のPCに届き、対象のPCから順に有効になる見通しです。
[Copilot に質問]も不要な場合、Copilotアプリを使っていないPCならアプリを削除すればすぐに消えますが、Copilotアプリを使っているPCでは、11月の月例更新の後にカスタマイズ機能が有効になるのを待てば、アプリを残したまま非表示にできそうです。


