Microsoftが2026年7月14日に配信したWindows 11の月例更新「KB5101650」について、一部のDell製PCへの提供を停止しました。原因は追加された新機能が一部Dell PCのIntel製ドライバーと競合し、予期しないシャットダウンや性能低下、発熱増加、バッテリー消費増大を引き起こすようです。
Windows 11 KB5101650をDell PCに適用すると様々な不具合が発生
7月14日に配信されたWindows 11の月例更新「KB5101650」では6月に配信されたプレビュー更新KB5095093に含まれている、個人ファイルごと巻き戻せる新復元機能やシャットダウン遅延バグの修正も行われましたが、さらに「Windows USB-C Connection Manager」と呼ばれる機能も追加されています。しかし、この新しい「Windows USB-C Connection Manager」が、一部のDell製PCでIntelプロセッサーの電力・熱管理を担うドライバー「Intel Innovation Platform Framework Processor Participant」と競合し、対象PCではデバイスマネージャー上に黄色い警告マークが表示されるとともに、電力・熱管理が正常に働かなくなります。
その結果、対象PCでは突然のシャットダウンや動作が重くなったり、本体の発熱やバッテリーの異常消費など様々な不具合が起きるとのことで、MicrosoftはDell製PCに対してアップデートの配信を中止していることを明らかにしています。
なお、対象範囲はDell製PCとしか書かれておらず、具体的な型番は明らかにされていないことから対象範囲がかなり広く現時点ではまだ絞り込めていない可能性があります。ただ、MicrosoftはDellと協力して不具合の修正に取り組んでおり、近日中に不具合を修正したパッチなどを展開する見通しです。
デバイスマネージャーでの確認方法と今すぐできる対処
今回の対象は現時点ではDell製PCで、不具合の有無を確認するにはデバイスマネージャーを開き、「Intel Innovation Platform Framework Processor Participant」に黄色い警告マークが出ていないか確認するのが最も確実な方法になっています。もし、黄色い警告マークが出ている端末は、今回の競合に巻き込まれているとみられます。その場合はKB5101650をアンインストールし、そのあとは修正版が登場するまでWindows Updateを一時的に延期した方が安全です。


