CPUIDのハードウェア監視ソフト「HWMonitor」の最新版1.65が、GeForce RTX 5000シリーズのホットスポット温度表示に対応しました。専用の診断ツールなしには確認できなかった数値を、無料の定番ツールで誰でも見られるようになります。
Blackwell世代はホットスポットが非公開。MODでのみ確認可能だった
GeForce RTX 5000「Blackwell」世代のGPUでは、GPU本体とメモリの温度は引き続き取得できる一方、ホットスポット温度だけがNVIDIAによって読み取れないようにされています。
この非公開化を巡っては、7月12日に修理業者がNVIDIA社内限定の診断ソフトを使ってホットスポット温度復活が判明していたものの、一般ユーザーが同じ数値を確認する手段はありませんでした。
しかし、CPUIDが2026年7月14日に配信したHWMonitor 1.65からGeForce RTX 5000シリーズのホットスポット温度表示に対応したほか、GPU用とVRM(電源部)用の2種類のセンサー値を専用ソフトなしで確認できるようになります。
CPUID側は読み取り方法など詳細は非開示。今後のドライバー更新で読み取れなくなる可能性も
CPUIDはこの読み取り制限をどのように回避したのか技術的な説明を公開しておらず、NVIDIA側も今回の対応についてコメントを出していません。ホットスポットの非公開化がそもそもNVIDIAの意図的な判断だった経緯を踏まえると、今後のドライバー更新で再び読み取れなくなる可能性も残ります。
同様の対応がHWiNFOやMSI Afterburner、GPU-Zといった他の監視ツールにも広がることも期待されていますが、当面はHWMonitorのみが対応する機能となりそうです。
なお、このホットスポット温度はGPUのクロック制御やファン制御にも使われているケースがあるため、性能低下やファンの高回転などの不調がある場合は、このホットスポット温度を確認し、クーラーの取り付け直しやサーマルペーストの塗り直しが必要かどうかを判断する材料に使えます。


