AMDがStrix Point搭載のRDNA3+の存在を公式に認める。発表は2024年だが出荷は2025年はじめまで遅れる可能性。

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AMDがStrix Point APU内蔵のGPUはRDNA3+であることを明らかに。発売は2024年末以降で遅れる可能性も

AMDではCES 2024にて次世代APUのStrix Pointを2024年内に投入することを明らかにしていましたが、中国・北京で開催されたAI PCサミットにおいてこのStrix Point APUに搭載されるXDNA2の性能や、CPUにはZen 5、内蔵GPUについてはRDNA3+が搭載されることを公式に明らかにしました。

CES2024ではStrix PointについてXDNA2を搭載する事で生成AI性能が向上する事のみ明らかにされていましたが、今回のAI PCサミットではXDNA2の生成AI性能はRyzen 8040シリーズに対して3倍の性能向上が実現するとのことです。これが事実であればRyzen 8040のNPUであるXDNAの16TOPsから48TOPsへ向上するため、2024年下半期以降に投入が噂されるWindows 11 24H2のAI機能をフル活用できます。

また、Ryzenの今後の展開を示したロードマップではRyzen 8040シリーズの後継としてStrix Pointが記載されていますが、名称以外にもZen 5のロゴとRDNA3+と呼ばれる新しいGPUアーキテクチャーの存在が明らかになっています。

今回の発表会ではZen 5やRDNA3+でどのような機能と性能が実現するのかなどは明らかにされていませんでしたが、RDNA3+はRDNA4で採用予定のレイトレーシング技術を先行搭載する事でNVIDIAに対して劣っていたレイトレーシング性能を大きく向上させると言われています。

Strix Pointの発売時期は2024年になるとAMDの発表では明らかにされていますが、リーカーのharukaze5719氏によるとStrix Pointは2024年に正式発表されるも、製品の出荷時期は2025年の早い時期にずれ込むとのことです。2025年の早い時期はIntelがStrix Pointと同じノートパソコン向けCPUのArrow Lake-HX/Hを投入予定ですので、競合製品同士、同じぐらいの時期に登場することになります。

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今回はRDNA3+と言う名称が正式に公表されたことやXDNA2の大まかな性能が明らかになりましたが、RDNA3+ではRDNA3で実現できなかった機能を入れ込んだ完成形になりStrix Pointなど内蔵GPU性能が飛躍的に高まるためノートパソコンのみならずハンドヘルド型ゲーム機での大幅な性能向上が期待できます。

ただStrix Pointの投入時期は当初言われていたのは2024年秋だったものが、今では2025年はじめにまで伸びている点は気になるところです。一応、Strix PointはTSMC 4nmで製造されるため製造上ハードルはそこまで高くないと考えられますが、RDNA3+アーキテクチャーやそれらを消費電力に制限があるAPUに詰め込むところで苦労しているのかもしれません。

ソース

補足情報

AMDのStrix PointはZen 5 CPUを搭載するほか、内蔵GPUにはRDNA3+アーキテクチャーのGPUコアを最大16コア搭載する事でグラフィックスパフォーマンスを飛躍的に高めたAPUになっています。

Strix Pointの名称はコードネームで、実際の製品名はRyzen 8050シリーズになると言われています。

製品ジャンルメーカー製品名発売予定時期
APUAMDStrix Point (Ryzen 8050)2024年末~2025年初め

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