ソニーが、3年以上新型の出ていなかったハイエンドウォークマンの新モデルとして、WM1シリーズの2機種とNW-ZX900を海外で発表しました。なお、後継となる3機種で最上位のNW-WM1ZM3は約65万円になるとされています。
ソニーが3機種を海外で発表。WM1は画面が5.5型に、ZX900は電池が最大40時間に
現行のNW-WM1ZM2とNW-WM1AM2は2022年、NW-ZX707は2023年に発売されたモデルで、国内では7月末までに出荷を終えて市場在庫のみになっており、9月には後継とみられる3機種が国際認証に登録されていました。
その3機種として、ソニーは10月15日にNW-WM1ZM3、NW-WM1AM3、NW-ZX900を米国で発表して予約の受付を始め、欧州でもWM1シリーズの2機種を11月に発売します。3機種とも、デジタルアンプのS-Master HXに量子化ノイズを先読みして処理する機能が加わったほか、PCM音源を11.2MHzのDSDに変換するDSDリマスタリングエンジンがWi-Fiでのストリーミング再生でも使えるようになりました。


WM1シリーズの2機種は、画面が5.0型のHDから5.5型のフルHDに大きくなり、電源部の大型コンデンサーも1個から2個に増えています。電池持ちは、ウォークマン標準の音楽アプリ(W.ミュージック)以外でオフライン再生した場合に18時間から31時間へ伸びましたが、本体も大きくなり、NW-WM1ZM3は490gから670gに重くなっています。

NW-ZX900は、画面が5.0型のままフルHDになり、電池持ちがW.ミュージックでのMP3再生で24時間から40時間、それ以外の音楽アプリで21時間から35時間に伸びた一方、重さは227gから345gに増えています。
| 項目 | NW-WM1ZM3 | NW-WM1AM3 | NW-ZX900 |
|---|---|---|---|
| 画面 | 5.5型フルHD (5.0型HD) | 5.5型フルHD (5.0型HD) | 5.0型フルHD (5.0型HD) |
| 質量 | 約670g(約490g) | 約425g(約299g) | 約345g(約227g) |
| ストレージ | 256GB(256GB) | 128GB(128GB) | 64GB(64GB) |
| 電池(W.ミュージック、MP3) | 35時間(40時間) | 35時間(40時間) | 40時間(24時間) |
| 電池(ほかの音楽アプリ、オフライン) | 31時間(18時間) | 31時間(18時間) | 35時間(21時間) |
| 日本価格(関係者情報) | 約65万円 | 約34.5万円 | 約21万円 |
| 前世代のソニーストア価格(値下げ前) | 440,000円 | 187,000円 | 93,500円 |
日本では最上位が約65万円か。ZX900とWM1AM3は前世代の約2倍
日本ではまだ発表されていませんが、The Walkman Blogが関係者から聞いた話によると、3機種は11月に発売され、価格はNW-WM1ZM3が約65万円、NW-WM1AM3が約34.5万円、NW-ZX900が約21万円になるとのことです。この価格を前世代の値下げ前のソニーストア価格と比べると、NW-ZX707の93,500円とNW-WM1AM2の187,000円に対してNW-ZX900とNW-WM1AM3は2倍前後、NW-WM1ZM2の440,000円に対してNW-WM1ZM3は約1.5倍になります。
米国でもソニーが示した希望小売価格はNW-ZX900とNW-WM1AM3が前世代の2倍を超え、NW-WM1ZM3が約1.6倍に上がっており、日本で伝えられた価格はこの上がり方と同じになっています。
前世代の3機種で筐体に無酸素銅を使っていたのは最上位のNW-WM1ZM2だけで、NW-WM1AM2とNW-ZX707の背面は一体型のアルミでした。新型ではNW-WM1AM3とNW-ZX900も、背面の部材(リアシャーシ)をNW-WM1ZM3と同じ金メッキした無酸素銅に変えており、NW-ZX900は水晶発振器をはじめ、NW-WM1ZM3と同じ高音質部品の多くも取り入れています。
筐体の素材が前世代から変わっていないNW-WM1ZM3は、値上げ幅がほかの2機種より小さくなっています。一方、NW-ZX900とNW-WM1AM3は上位モデルに近い作りにした分、価格も前世代で言う1つ上のモデルの水準に移ったとみられます。
国内の販売店には前世代の在庫が残っており、NW-WM1ZM2は33万円台からとNW-WM1AM3並み、NW-WM1AM2は19万円台からとNW-ZX900並みの予算で買えます。画面の大きさやストリーミング再生でのDSDリマスタリングを重視するなら11月の新型を待ち、容量を重視するなら、同じ予算でストレージが倍の1つ上のモデルを買える前世代の在庫を選ぶ手もあります。


