Snapdragon 8 Elite Gen 6 Proを搭載するとみられる端末のAnTuTuベンチマーク結果が流出し、先代Snapdragonより最大17%程度性能が伸びることが明らかになりました。
AnTuTuは該当スコアを自社データベースで確認できず
Qualcommが2026年秋に投入する次世代フラッグシップSoC「Snapdragon 8 Elite Gen 6」は、性能重視のPro版(SM8975)とコスト重視の標準版(SM8950)の2モデル構成が噂されており、3月にはPro版のみLPDDR6と96-bitバスに対応するとリークされていました。その後もPro版はGPUにAdreno 850を搭載するなど、グラフィックス性能を軸にした差別化が伝えられてきました。

こうした中、リーカーの数码闲聊站(Digital Chat Station)氏がWeiboで、Pro版にあたるSM8975を搭載する端末がAnTuTu V11.1.4で記録したとする結果画面を公開しました。画面のスコアは総合4,835,412点、CPU 1,368,930点、GPU 1,854,826点で、GPUの欄にはAdreno 850と表示されています。
高い性能になるが、価格も高く搭載機種は限られる可能性も
AnTuTuには集計方法の異なるランキングが2つあり、月間ランキングは月1,000回以上実行された市販機を対象に、利用者が投稿したスコアの平均値を集計しています。2026年7月版の1位はSnapdragon 8 Elite Gen 5搭載のiQOO 15 Ultraで4,128,314点となっており、流出スコアはこれを17.1%上回ります。一方、AnTuTuが実測した機種だけを収録するランキングでは、1位がREDMAGIC 11S Pro+の4,416,758点で、こちらを基準にすると伸びは9.5%になります。
各スコアの内訳では、月間ランキング1位のiQOO 15 Ultra比でCPUが22.0%増、GPUが21.3%増です。GPUのスライスは前世代の3枚から6枚へ倍増するとされていますが、GPU専用メモリー(GMEM)は18MBのまま据え置かれ、スライスあたりの容量は半分になるため、スライス数の倍増に比例するほどのGPU性能向上には結び付いていないとみられます。
Snapdragon 8 Elite Gen 6の正式発表は、9月22〜24日に米ハワイ州マウイで開催されるSnapdragon Summit 2026です。加えて、Qualcommは9月1日出荷分から供給価格を二桁%引き上げると顧客に通知しており、調達コストが高いPro版の搭載機は、性能だけでなく価格面でも選択肢が絞られる可能性が高いとみられます。


