Ryzen 7 9800X3D が爆売れ。海外では初回在庫が品切れで次回入荷も不明

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Ryzen 7 9800X3D が爆売れ。海外では初回在庫が品切れで次回入荷も不明

AMDはゲーミング性能を大幅に強化したRyzen 7 9800X3Dを2024年11月7日から北米や欧州などを中心に発売しました。レビューで高い評価を得ており、消費者の期待に応える高い性能を発揮することから人気が集中し、北米や欧州では発売後すぐに売り切れが続出しているようです。

北米ではBest BuyやMicro Center、Newegg、Amazonなどで発売されていましたが、発売当日から既に品切れ状態となっており、Best BuyやNewegg、Amazonでは在庫なしで次回入荷の見込みが不明なため、購入が困難です。Micro Centerにおいてもオンラインストアの在庫はなく、店舗在庫のみとなっています。ただし、店舗在庫も多数の店舗で在庫がなくなっており、ニューヨーク州やイリノイ州シカゴ、フロリダ州マイアミなどの都市部の店舗を中心に在庫が切れています。

同様の現象はドイツのPCパーツ量販店Mindfactoryでも見られており、こちらでは予約を受け付けていたものの、予約数が入荷量を上回ってしまったため、発売と同時に「在庫なし」状態となっています。また、次回入荷分の予約も受け付けを終了していることが明らかになっています。

Ryzen 7 9800X3Dが既に2倍近い価格で出品される

非常に高い人気を記録しているRyzen 7 9800X3Dですが、入手が困難なため海外でも転売業者が暗躍し始めているようです。既にeBayには100以上ものRyzen 7 9800X3Dが出品されており、価格もメーカー希望小売価格(MSRP)の$479に対して1.5倍の$700から、酷い例では2倍を超える$1000で出品されているものが出回っています。次回入荷が不明であり、次回入荷分の予約も受け付けられていない状態が続く限り、eBayなどでの転売がしばらく横行するものと考えられます。

今回のRyzen 7 9800X3Dの人気が集中する背景には、非常に高いゲーミング性能と大きく値上がりしなかったMSRPなどの高い商品性が挙げられます。また、現在の市場環境も人気集中に大きく寄与していると考えられます。例えば、Ryzen 7 9800X3Dの1世代前のモデルであり、ゲーミング性能に限って言えばトップ3に入るRyzen 7 7800X3Dですが、こちらはRyzen 7 9800X3D発売前に在庫切れが続出しており、現在も在庫がありません。さらに、ライバルのIntelに関してはRyzen 7 9800X3Dに対抗できるCPUが存在せず、最近発売されたCore Ultra 200Sシリーズのゲーミング性能が低く、Core i9-14900Kに関しては1年以上前のCPUであり、対応ソケットも現役ではないため、消費者がわざわざIntel製品を選ぶ動機がありません。そのため、ゲーミング性能を重視する層にとってRyzen 7 9800X3Dは最適な選択肢となり、爆発的に売れていると考えられます。

日本ではRyzen 7 9800X3Dが2024年11月15日に86,800円で発売されますが、海外と同様に初回在庫がなくなると考えられます。購入を検討している方は発売日を狙うことをお勧めします。人気が高く円安も進んでいるため、値下がりにも期待できないので、早めに購入するのが吉と言えます。

ソース

AMD Ryzen 7 9800X3D completely sold out in Europe — pre-orders sell out incoming shipments before they hit shelves | Tom’s Hardware

https://www.tomshardware.com/pc-components/cpus/amd-ryzen-7-9800x3d-completely-sold-out-in-europe-pre-orders-sell-out-incoming-shipments-before-they-hit-shelves

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
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