Amazonは9月30日、Fire TV Stick 4K(第3世代)を11,980円で発売しました。上位のFire TV Stick 4K Plusと4K Maxとは異なりVega OSを載せており、Dolby VisionとGeForce NOWには対応しません。
新型Fire TV Stick 4KはHDと同じ細身の本体のまま4Kに対応
Fire TV Stickの4Kモデルには昨年秋、Linuxを基盤にAmazonが作ったVega OSを初めて載せた「Fire TV Stick 4K Select」が7,980円で加わり、従来のFire TV Stick 4Kは中身そのままにFire TV Stick 4K Plusへ名前が変わりました。その後、今年4月に細身の本体で登場したFire TV Stick HD(第2世代)もVega OSを採用した一方、4K Plusと上位のFire TV Stick 4K MaxはAndroidをもとにしたFire OSのままです。


そしてAmazonは9月30日、Fire TV Stick 4K(第3世代)を発表し、同日に発売しました。新型4KはHDと同じ細身の本体に1.7GHzのCPU、8GBのストレージ、Wi-Fi 6、Vega OSを載せ、出力を4K(最大60fps)に上げたモデルです。電源もHDと同じくテレビのUSB端子から取るため電源アダプターは付属せず、テレビ側の給電が足りない場合はアダプターを別に用意する必要があります。
4K Selectと比べると、CPUとストレージは同じまま、Wi-FiがWi-Fi 5から6になり、電源アダプターが必要だった太めの本体が細くなりました。Amazonは動作も速くなったとしていますが、対応するHDRの規格は同じため、4K Selectから買い替えても画質は変わりません。
値上げで4K Plusと4K Maxが同額に。セールでは新型4Kが5,980円
国内では8月下旬に4K Selectが7,980円から10,980円へ、4K Plusが9,980円から12,980円へ値上げされましたが、4K Maxは12,980円に据え置かれ、4K Plusと同じ価格になりました。そのため、11,980円の新型4Kに1,000円足せば、CPUが2.0GHz、ストレージが16GBに増えたFire OSの4K Maxを買えます。
ただ、米国ではAmazonがメモリとストレージ部品のコスト上昇を理由に、8月に4K Maxを59.99ドルから84.99ドルへ値上げしているため、国内の4K Maxも今後改定され、新型4Kとの差が広がる可能性があります。
10月13日〜10月19日のプライム感謝祭(先行セールを含む)では、プライム会員限定で4K Selectが3,980円、新型4Kが5,980円、4K Plusが6,980円、4K Maxが8,980円になります。通常価格がともに12,980円の4K Plusと4K Maxはセールで2,000円の差がつくため、Fire OSを搭載するスティックでは4K Plusが6,980円で最も安く、新型4Kとの差も1,000円に縮まります。
| 項目 | 4K Select | 新型4K(第3世代) | 4K Plus | 4K Max |
|---|---|---|---|---|
| 通常価格(税込・Amazon.co.jp) | 10,980円 | 11,980円 | 12,980円 | 12,980円 |
| 感謝祭価格(プライム会員) | 3,980円 | 5,980円 | 6,980円 | 8,980円 |
| OS | Vega OS | Vega OS | Fire OS | Fire OS |
| CPU | 1.7GHzクアッドコア | 1.7GHzクアッドコア | 1.7GHzクアッドコア | 2.0GHzクアッドコア |
| ストレージ | 8GB | 8GB | 8GB | 16GB |
| Wi-Fi | Wi-Fi 5 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6E |
| HDR | HDR10・HDR10+・HLG | HDR10・HDR10+・HLG | HDR10・HDR10+・HLG・Dolby Vision | HDR10・HDR10+・HLG・Dolby Vision |
| GeForce NOW | × | × | ○ | ○ |
| テレビから給電 | × | ○ | × | × |
新型4KはDolby VisionとGeForce NOWに非対応
Vega OSではAndroidアプリ(APK)を入れられず、アプリはAmazonのアプリストアからしか入手できません。TVerやU-NEXT、ABEMAなどの動画アプリには対応していますが、GeForce NOWでPCゲームを遊ぶ場合や、対応テレビで配信作品をDolby Visionで見る場合は、両方に対応する4K Plusか4K Maxを選ぶ必要があります。
4K Plusは、米国ではAmazonがスティックをHD・4K・4K Maxの3機種に絞ったため、在庫限りの販売になっています。国内でも新型4Kの商品ページの比較表からは4K Selectが外れており、同じ整理が進めば、Fire OSのスティックを6,980円で買えるのはこの感謝祭が最後になる可能性があります。
そのため、GeForce NOWやDolby Visionを使う予定があるなら、この感謝祭で4K Plusを選んでおけば、あとから買い直さずに済みます。一方、テレビの裏に電源アダプターを置きたくない場合は、Fire TV Stickの4Kモデルで唯一テレビから給電できる新型4Kが候補になります。


