Appleが開発している画面付きのホームハブは10月13日に発表される見通しで、卓上型はiMac G4を思わせる丸い台座に6インチの画面を載せ、バッテリーを内蔵せず常に電源への接続が必要となるようです。
Appleのホームハブ、10月13日にHomePod miniやApple TVと同時発表へ
Appleのホームハブは、家電の操作や家族との連絡、音楽や動画の再生を1つの画面で扱う家庭向けの製品として開発が進められてきましたが、中核となる新しいSiriの準備が整わず、投入は何度も延期されていました。そのSiriが9月14日にiOS 27で生成AIを使う「Siri AI」として公開されたことで、ホームハブは早ければ10月に発表されると見込まれていました。
BloombergのMark Gurman氏は、Appleが10月13日(火)にこのホームハブを、Siri AIに対応するHomePod miniやA19世代のチップに刷新されるApple TVとともに発表するとしています。3製品はいずれも当初2024年に投入される予定でしたが、Siri AIの遅れでそろって延期されていたため、その公開を待って同じ日に発表されるとのことです。
卓上型はiMac G4似の丸い台座に6インチ画面。バッテリーはなく常時給電
ホームハブには卓上型と壁掛け型があり、卓上型はスピーカーの穴が輪状に並ぶ丸い金属の台座からアームを伸ばして6インチの正方形の画面を支える作りで、見た目は2002年発売の一体型Mac「iMac G4」に似ているとされています。画面の大きさはAmazonの画面付きスピーカーEcho Show 5(第3世代)の5.5インチとほぼ同じですが、スピーカーとマイクは台座側に収められているため、画面はiPhone程度の厚さに抑えられ、手で前後に傾けて角度を変えられます。
本体にバッテリーは内蔵されておらず、卓上型はUSB-Cで常に電源につないで使い、電源ボタンや音量ボタンもありません。壁掛け型も画面の下にスピーカーとマイクを収めた薄い四角い台座を付けて壁に平らに取り付け、USB-Cケーブルで給電するため、どちらもiPadのように持ち歩いて使うものではなく、Appleは1軒に複数台を置く使い方を想定しているとのことです。
顔での見分けはFace IDより不確か。iPhoneで認証を補う機能も搭載
家族で使うハブは、声か顔で人を見分けて表示や答えを切り替え、来客向けには個人の情報を隠すモードも備えています。ただ、顔の認識はFace IDより精度が低く、ハブが見分けられない場合はiPhoneで補うほか、希望すればiPhoneでの追加の認証も有効にできるとのことです。
Face IDは見えない多数の点を顔に投射して凹凸を測り、赤外線画像も取り込むため、真っ暗な場所でも動き、深度のない写真では通りません。一方、ハブは深度センサーを使わず前面のFaceTimeカメラ1基で顔を見るため、暗い部屋ではMacのビデオ通話で画面の縁を光らせて顔を照らすEdge Lightと同じ機能を使います。ただ、凹凸を測らない分、写真や顔の似た家族との区別もFace IDほど確かではないとみられます。
なお、Face IDでさえ双子や似た兄弟、13歳未満の子どもでは誤認の確率が上がるとAppleは説明しているため、子どもがいる家庭で予定やメッセージまで表示させるなら、iPhoneでの追加の認証を有効にしておいた方が良さそうです。
Siri AIの日本語は10月から。日本でも同時発売の可能性
ハブの受け答えや見分けを担うSiri AIは、9月14日の英語のベータ版に続いて、翌月の10月には日本語もベータ版で加わります。発売時にホームハブ上でこの日本語のSiri AIが動けば、日本語のSiriに対応した状態で日米同時発売となった2020年のHomePod miniと同じく、日本でも米国と同時に発売される可能性があります。


