Microsoftがハンドヘルド型 XBOX を2025年中に発売予定。次世代XBOXは2027年に投入へ
Microsoftに関しては現行XBOX Series X/Sなどは競合のソニー PlayStation 5 (PS5)に対して販売台数が伸び悩んでおり、ハードウェア事業についてテコ入れが必須な状況になっていますが、Windows CentralによるとMicrosoftはXBOXのテコ入れに向けてここ最近市場として伸び始めているハンドヘルド型デバイス市場に新規参入を計画しており、計画では2025年後半にも発売が予定されていることが明らかになりました。
Microsoftが計画しているXBOXブランドの次世代ハンドヘルド型デバイスは『Kennan』というコードネームで開発されており、ASUSなどすでにハンドヘルド型デバイスを製造、販売しているOEMとの協力して開発が行われているとのことです。ただ、XBOXブランドで販売されるため、ボタンレイアウトなどはXBOXシリーズを踏襲し、デザインもXBOXらしさのあるデザインになるとのことです。
ソフトウェアはWindows 11をベースとしたOSを搭載し、XBOXゲームバーなどを通じてファン速度や搭載されるAPUのTDPを調整でいるなどSteam DeckやASUS ROG Allyなどと同様のカスタマイズ性を兼ね備えるとのことです。
ハードウェアの詳細も現時点では明らかにされていませんが、現行XBOXハードウェアとの互換性を考慮すると最有力候補はZen5 CPUとRDNA3.5 GPUを組み合わせたRyzen Z2 Extreme APUになると見られています。このRyzen Z2 ExtremeはCPUには8コアのZen 5コアを備えることでCPU性能はZen 2世代のXBOX Series X/Sより高くなるほか、RDNA 3.5ベースのGPUコアを合計16コア搭載するためグラフィックス性能はRDNA 2ベースのGPUを20コア備えるXBOX Series Sに迫ると考えられ、ハンドヘルド型デバイスとしては必要十分な性能が期待できます。
なお、販売価格に関しては$499から$599程度を目標としているとのことで、8万円後半から10万円程度と現行のASUS ROG AllyやLenovo Legion Goなど他のハンドヘルドデバイスと同じぐらいの価格設定で販売されると考えられそうです。
Xbox “Project Kennan” gaming handheld: Price, compatibility, launch window, and everything we know so far | Windows Central
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