日本でiPhoneのシェアが50%を下回る。一方でGoogle Pixelが存在感を増す

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日本でiPhoneのシェアが50%を下回る。一方でGoogle Pixelが存在感を増す

米アップルの牙城の日本で異変、ピクセルがじわり存在感-円安影響も – Bloomberg

日本ではiPhone 15 ProやiPhone 15が9月22日に発売された一方で、Googleでは次期PixelであるPixel 8 ProおよびPixel 8の発表を10月4日に正式発表を計画していますが、iPhone帝国と言われていた日本でiPhoneのシェアが低下しはじめているようです。

韓国ソウルに拠点を置くCounterpoint Reserch社の調査によると、2022年下半期にかけてGoogle製端末のシェアが伸び始めており、それに対してiPhoneのシェアが減少し始めているとのことです。

特に2023年Q2のシェアではiPhoneが46%に低下しており、前年同期は58%だったことを考えると大幅な下落になっています。一方でGoogle Pixelについては2.0%から12%と大幅な伸びを見せています。

この大きな原因となっているのが円安と価格設定の違いです。

現在最新のiPhone 15 Pro 128GBは北米では$999からとなっており、これはiPhone 12 Pro 128GBから全く変わっていません。しかし、円安の影響により2020年に発売されたiPhone 12 Proは106,800円からでしたが、iPhone 15 Proは159,800円が最安値になっています。実際に為替レートで見ると2020年10月時点では1ドル106円ぐらいでしたが、2023年9月29日時点では1ドル149円と円安が進行しており、AppleはiPhoneの販売価格に為替レートを反映し、価格が大きく高騰しています。

一方でGoogle PixelについてはPixel 7が$599、Pixel 7 Proが$899からが北米での販売価格になっていますが、Pixel 7は82,500円、Pixel 7 Proは124,300円と為替レートで言うと1ドル113円程度の価格で販売が行われるなど戦略的な価格設定が行われています。また、価格が安いPixel 7aについては6万円台から入手できるなど『日本の中間層を上手く取り込んでいる』と調査会社は分析しているようです。

自分はバリバリiPhone派な人間なのですが、もしAndroidに買い替えるなら価格面のみならずプリインストールアプリの少なさや不満を感じないスペックと言う面でPixelシリーズの人気は何となく理解が出来ます。

また、iPhoneに関してはキャリアで購入すると割高であったり古い端末でも割引が無いケースが多いですがPixelについては割引が行われているケースが多いです。さらにキャリアで購入すると入っている無駄なプリインストールアプリもPixelの場合は入っていない事も魅力と言えそうですので今後Pixel 8で価格が大きく値上げされなければiPhoneのシェアをさらに浸食すると考えられます。

ただし、今回の調査結果は2023年Q2つまり、2023年4~6月までですのでiPhone 15が出る手前で買い控えが起きている可能性もありますので2023年Q3やQ4の結果がどうなるかが気になる所です。個人的にiPhone 15でさえ12.5万円に設定されている事を考えると良くて横ばい、Pixel 8の価格次第では更にiPhoneのシェアは低下すると思いますね・・・

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 価格の問題というより、一番使い勝手を左右する指紋認証ついてないとか不利過ぎるでしょ。
    人によっては顔認証はストレスしかないから、その選択肢を自ら放棄してる時点で勝負は着いている。

    開発の遅れでリリースできてないだけなら次作で巻き返しもあるだろうけど、もし今の方針を変えないなら自然と淘汰されるだけ。

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