AppleがiPhone 18 Proの発表に合わせて下取り額を改定し、iPhone Airの下取り額は256GBで91,000円と、発売時に30,000円安かったiPhone 17の92,000円を下回りました。また、1TBなど大容量モデルほど残価率が大きく低下することも明らかになっています。
iPhone Airの下取り上限はiPhone 17と同じ10万1,000円
iPhone Airは2025年9月19日に発売された厚さ5.64mm・重量165gの薄型モデルで、日本では256GBの159,800円から1TBの229,800円までの3構成が、iPhone 17より高くiPhone 17 Proより安い位置に置かれていました。しかし発売後の販売は振るわず、翌月には2026年第1四半期までに生産能力を80%以上削減する計画だと伝えられ、一部部品は生産停止に至っています。
発売から約1年後の9月10日、AppleはiPhone 18 Proの発表に合わせて現行4機種の下取り額を改定しました。iPhone 17 Pro Maxが136,000〜172,000円、iPhone 17 Proが121,000〜141,000円と容量に応じて下取り額が大きく上がるのに対し、iPhone Airは91,000〜101,000円にとどまり、発売時にAirより30,000円安かったiPhone 17の92,000〜101,000円と同じ帯に置かれています。
発売時に30,000円高かったのに下取りはiPhone 17より低く
同じ容量で比べると、Airの256GBはiPhone 17より1,000円、512GBは6,000円低くなっています。新品ではAirの方が30,000円高かったため、発売時価格に対する減少率は、256GBで43.1%とiPhone 17の29.1%より14ポイント大きくなります。Airは容量を上げるほど減少率が大きくなり、1TBでは56.0%が戻りません。
| 機種 | 容量 | 発売時価格(税込) | 下取り見積額 | 発売時との差額 | 減少率 |
|---|---|---|---|---|---|
| iPhone Air | 256GB | 159,800円 | 91,000円 | 68,800円 | 43.1% |
| iPhone Air | 512GB | 194,800円 | 95,000円 | 99,800円 | 51.2% |
| iPhone Air | 1TB | 229,800円 | 101,000円 | 128,800円 | 56.0% |
| iPhone 17 | 256GB | 129,800円 | 92,000円 | 37,800円 | 29.1% |
| iPhone 17 | 512GB | 164,800円 | 101,000円 | 63,800円 | 38.7% |
| iPhone 17 Pro | 256GB | 179,800円 | 121,000円 | 58,800円 | 32.7% |
| iPhone 17 Pro | 512GB | 214,800円 | 129,000円 | 85,800円 | 39.9% |
| iPhone 17 Pro | 1TB | 249,800円 | 141,000円 | 108,800円 | 43.6% |
| iPhone 17 Pro Max | 256GB | 194,800円 | 136,000円 | 58,800円 | 30.2% |
| iPhone 17 Pro Max | 512GB | 229,800円 | 145,000円 | 84,800円 | 36.9% |
| iPhone 17 Pro Max | 1TB | 264,800円 | 156,000円 | 108,800円 | 41.1% |
| iPhone 17 Pro Max | 2TB | 329,800円 | 172,000円 | 157,800円 | 47.8% |
Airで256GBから1TBへ上げる際の差額は発売時で70,000円でしたが、下取りでは1TBの見積額が256GBより10,000円高いだけで、残る60,000円は戻ってきません。iPhone 17 Pro Maxでは同じ70,000円の差額に対して20,000円戻るため、買い替え前提で容量を上げた人ほどAirでは持ち出しが膨らみます。
こうした傾向は、1年前の米国の中古相場でも見られました。米国の下取り価格比較サービスSellCellの調べでは、発売10週間後の減少率がiPhone 17シリーズ平均34.6%に対しAirは44.3%と高く、Airの中古相場も発売10週間で最大47.7%下落し、256GBの40.3%から1TBの47.7%まで容量が上がるほど下落率が大きくなっていました。市場も指標も違いますが、Airの256GBは今回の43.1%が当時の40.3%に近い一方、1TBは今回56.0%となっており、大容量ほど値が付きにくい傾向は今回の値付けにも表れています。
値上げで下取りは1年前の水準のまま。落ちたのはiPhone Airの大容量モデル
iPhone 17やiPhone 17 Pro Maxの256GBが1年経っても発売時価格の7割を保っているのは、7月の日本限定値上げで新品が13,000〜25,000円上がったことに加え、9月10日の一斉値上げに合わせて17 ProとPro Maxの販売が終了したことも影響していると考えられます。そのため、新品が高くなるか買えなくなれば旧モデルの需要は残りやすく、下取り額も下がりにくくなります。一方でiPhone Airも7月に18,000円、9月10日に12,000円と2度値上げされていますが、今も新品が買えるうえに販売が振るわない状況が続いており、512GBと1TBは発売時価格に対する下取り額の割合が低くなっています。
なお、Appleの下取り額は現金ではなく、新製品購入時の割引かApple Gift Cardでしか受け取れないため、iPhone Airを手放すなら、Appleの見積額を先に取り、買取店やフリマの実売価格と並べてから決める方が損を抑えられます。特に1TBは56%が戻らないため、Apple以外の売却方法も比較する価値があります。
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