Windows 11のセットアップでMicrosoftアカウントを使わずにローカルアカウントを作成できる新たな回避策が見つかりました。コマンドの入力は不要で画面上のリンクを押すだけですが、動作が確認されているのはWindows 11 Homeのみです。
Windows 11 Homeのサインイン画面のリンクからローカルアカウント作成へ進める
Windows 11 Homeの初回セットアップ(OOBE)では、インターネット接続とMicrosoftアカウントへのサインインが必須になっています。以前はコマンドプロンプトに「bypassnro」と打ち込めばローカルアカウントでセットアップを終えられましたが、このスクリプトは2025年3月にInsider向けビルドから削除され、代わりに広まった「ms-cxh」も2025年10月に塞がれました。Pro以上のエディションであれば、本来は社内ネットワークにPCを参加させるための「ドメイン参加」を選択する経路から、今もローカルアカウントを作れます。しかし、Homeではこの手が使えないため、Homeだけ手軽な回避策が残っていない状態が続いていました。
A new method for skipping the mandatory Microsoft Account login in Windows 11 Home Edition has been discovered... just simply click on the small Learn more hyperlink on the Microsoft Account login page. pic.twitter.com/Z91D65UW24
— Bob Pony (@TheBobPony) September 12, 2026
Bob Pony氏が2026年9月12日にXへ投稿した方法では、Microsoftアカウントのサインイン画面で、サインインオプションの下に小さく表示されている「Learn more」のリンクを押します。するとセットアップがローカルセットアップへ切り替わり、インターネットに接続していなくてもそのまま先へ進められるとのことです。コマンドプロンプトを開く必要はなく、これまでの裏技の中では最も手順が少ない方法です。
ただ、投稿で確認できるのはWindows 11 Homeで動作したことまでで、どのビルドで試したのか、なぜリンク1つでローカルセットアップへ切り替わるのかは分からず、Microsoft側からの説明もありません。Pro以上のエディションでこの方法が使えるかどうかも、少なくとも元の投稿では試されていませんが、Pro以上ではドメイン参加からローカルアカウントを作れるため、そもそもこの方法に頼る必要はありません。
初期セットアップの高速化は年内に展開予定
Microsoftアカウントの必須化そのものがなくなればこうした回避策も要らなくなりますが、3月にMicrosoftの幹部が見直しに取り組んでいると明かしてから半年たった今も、具体的な変更は出ていません。8月に発表された品質改善の重点領域にもMicrosoftアカウントの扱いは入っておらず、近いうちに公式に不要になる見込みは立っていません。
一方で、初期セットアップの高速化は同じ重点領域に加わっており、今秋から一般のPCへ展開が始まる予定で、2026年10月配信予定のWindows 11 26H2に盛り込まれる可能性が高くなっています。セットアップの画面や手順を作り直す以上、Home側に残っていた今回の抜け道もその過程で消える可能性があります。
そのため、Windows 11 Homeをローカルアカウントでセットアップし直す予定があるなら、この裏技はしばらく役に立つと言えそうですが、そもそもこのような裏技なしでMicrosoftアカウントを使わずにセットアップを完了できるようになることが待ち望まれるところです。


