『Grand Theft Auto VI(GTA6)』の予約がPlayStation 5(PS5)版に大きく偏っているとXbox社内の関係者が明かしました。一方、同社幹部はこの見方に反論しています。
GTA6の予約はPS5に偏りとXbox関係者、背景には本体売上の29%減
GTA6の予約は2026年6月25日に始まり、ゲームやアプリの売上を推計している調査会社のSensor Towerによると、PS5版とXbox Series X|S版の比率は7月20日時点から8月27日の実機映像公開の直前まで77%対23%で推移していました。映像公開後は本数の差が広がったものの、最新の推計でもPS5版435万本に対してXbox版130万本と比率は77%対23%のままで、PS5版がXbox版の3倍以上を集めています。
そんな中、ゲーム部門で268人が削減された今週のXbox再編について、The VergeのTom Warren氏はニュースレターで、社内関係者の話としてGTA6の予約はPS5に大きく偏っており、Xboxというプラットフォームへの懸念をさらに強めていると伝えています。社内に懸念があるのはXbox本体の売れ行きがすでに落ちているためで、Microsoftの年次報告書によると、2026会計年度(2026年6月まで)のXboxハードウェア売上は本体の販売台数の減少により前年比29%減っています。さらに8月1日からはメモリとストレージの高騰を理由に本体が値上げされ、国内のXbox Series Xも11万7980円になりました。
Xbox幹部は「市場シェアどおり」と反論もシェアの値は示さず
これに対し、5月にXboxの最高戦略責任者(CSO)に就き、コンソール事業の強化を最初の役目としているMatthew Ball氏がXでWarren氏に反論し、社内分析ではGTA6の予約シェアはXbox本体の市場シェアと一致していると説明しています。また、GTA6の予約には非常に満足しており、Xboxで記録を更新していて秋にかけてさらに記録を伸ばす見込みだとも述べていますが、何の記録なのかは示していません。
そのため、Ball氏は予約がPS5に偏っていること自体を否定しておらず、社内関係者とBall氏では、同じ偏りをXboxにとっての懸念材料と見るか、市場シェアどおりの結果と見るかで見方が分かれています。ただ、Ball氏はXboxの市場シェアの値を示しておらず、Warren氏がその値を尋ねた投稿にも9月26日時点で答えていません。
Ball氏の説明どおりであれば、GTA6の予約はXboxの市場シェアに沿っていることになり、少なくとも予約段階ではGTA6をきっかけにXboxを選ぶ人が大きく増えているとは言いにくい状況です。実際に予約比率も7月の77%対23%から大きく動いておらず、現時点の数字からはGTA6が新規のXboxユーザーを増やしている様子は見えません。


