GeForce RTX 5000シリーズは薄利。希望小売価格ではAIBが利益を出せず今後値上がりの可能性も
NVIDIAが1月30日に全世界で一斉発売するGeForce RTX 5090とGeForce RTX 5080ではBlackwellアーキテクチャーへの刷新やGDDR7化などスペックシート上では大幅な性能向上が期待できるグラフィックカードになっていますが、実際にゲーミング性能に関しては過去に登場しているグラフィックスカードに比べて性能の向上幅が小さくなっており、既にレビュー解禁がされているGeForce RTX 5090に関してはあまり良い評価を得ることはできておらず、発売日の前日にレビュー解禁されるRTX 5080もリークされているベンチマークを見る限り、酷評される可能性すらある状態です。
そんなGeForce RTX 5090とRTX 5080など、GeForce RTX 5000シリーズですがChiphellに掲載されたリーク情報によると、各社AIBではこのRTX 5000シリーズについてNVIDIAが設定するメーカー希望小売価格（MSRP）では利益がほとんど出せないため、Foudners Editionを除くAIB製カスタムモデルはMSRPを大幅に上回る価格で販売されることが主流になるとのことです。
1月30日に発売されるRTX 5090とRTX 5080の中でMSRPに設定されているFounders Editionに関してはNVIDIAは需要に対応できるだけの数を製造できていないとのことで、多くの量販店では在庫がゼロと言う状態になっています。そのため、需要をカバーするにはAIB製モデルの供給が重要となるのですが、AIBモデルに関してはRTX 5090やRTX 5080の製造コストが非常に高いことからNVIDIAのMSRPで販売した場合、AIB側が得られる利益はゼロに等しい状況とのことです。そのため、多くのAIBモデルではMSRPを大幅に上回るモデルや強力な冷却機構やOCモデルなど付加価値を付けた高価なモデルを中心にラインアップすることが予想されているとのことです。
そのため、RTX 5090やRTX 5080を求める多くの消費者はMSRP水準で買える可能性はほとんどなく、仮にMSRPで購入することが出来ればそれはかなりラッキーな事と言うレベルのようです。
日本ではそもそもFounders Editionが販売されないのですが、NVIDIAが発表した販売価格を実現するために俗にいうアリバイ価格で一部のAIBモデルが販売されると見られています。そのアリバイ価格はGeForce RTX 5090が393,800円、GeForce RTX 5080が198,800円になっています。しかし、このアリバイ価格モデルはRTX 4000シリーズの時は入荷数が非常に少ないほか、初回在庫以降は販売されませんでした。また、初回在庫以降はこのアリバイ価格を大幅に上回るモデル中心の品ぞろえになることが予測されています。
そのため、日本でも海外と同様にMSRPで販売されているモデルを入手するには深夜販売に備えるか、オンライン予約でも張り付いて対応するなど簡単に入手できるとは言えず、発売時のタイミングを逃せばしばらく高値で購入する羽目になると言えそうです。ただ、注意点としてRTX 5090もRTX 5080も性能が先代モデルに対して大きく上がっていないため発売後に高値で販売し続けることは困難とも言えそうです。また、RX 9070 XTの動向などもあるためAMD製グラフィックカードが発売される3月以降になれば価格変動も起きると考えられるため、アリバイ価格での入手に失敗した際には3月のRadeon RX 9070 XTの発売まで待ってみるのもいいかもしれません。
[显卡] 5080首批msrp不要想买到了 | Chiphell
コメント
コメント一覧 （2件）
初売り特価以外は今のところ魅力が無いってことですね。
並べば40万でFE買えるなら並ぶけど、頑張ってもオリファンか～って感じはある。
明日くらいにはなんか情報出てくるかなぁ…