国内の正規代理店で単体の在庫がなくなっているNVIDIAのGeForce RTX 5090について、中国の工場で各社製のカードが大量に分解され、AIサーバー向けの2スロットのブロワー型に作り替えられていることが明らかになっています。
国内で在庫のないGeForce RTX 5090が中国のAI転用工場に積み上がる
GeForce RTX 5090は国内で9月11日に在庫のある製品がなくなってから入荷のたびに値上がりし、10月9日に約120万円で入荷したのを最後に、10月11日からは正規代理店に単体の在庫が1つもない状態が続いています。在庫が戻らないのは、NVIDIAがRTX 5090のGPUであるGB202をAIBへ割り当てなくなり、プロ向けのRTX PRO 5500などへ優先して回しているためで、新たに出てくるRTX 5090はわずかとみられます。
RTX 5090は、対中輸出規制で正規に出荷されていない中国でもAI業者に求められており、業者は海外の店頭で売られたカードを買い集めてきました。9月には小売箱のままパレットに積まれたRTX 5090の写真が公開されており、MSIもシリアル番号で個体を追跡した結果、中国で見つかる通常版の大半はこうして持ち込まれたカードだとしています。
【太精彩了吧 😱】近日,社交媒體 X 上流出多段顯示卡改裝工場內部影片,可以看到大量 GeForce RTX 5090 頂級遊戲顯示卡並未流向一般消費級零售市場,而是被整批運往大型改裝工廠。廠內工人在具備完整流水線的作業環境下,進行大規模拆解與改裝,將原本針對電競設計的三風扇散熱架構全數替換為 Dual Slot 渦輪散熱器,以符合 AI 伺服器機箱的高密度排列需求。 https://t.co/2wzPmweU3s 從曝光的工廠現場畫面可見,流水線工作枱上堆滿了來自各大廠商的 GeForce RTX 5090 零售彩盒包裝與全新裸卡,甚至連 NVIDIA 自家 GeForce RTX 5090 FE 也有。工人正以熟練的工序,迅速卸除原廠龐大的風扇與散熱鰭片模組,將完整的 PCB 電路板分離出來。隨後,GPU 與 VRAM 會被「吹」出來移植至另一片 PCB 上,再統一換裝上厚度僅有 2-Slot 的厚銅底座渦輪鼓風散熱系統。 改裝完畢後,廠方隨即將顯示卡送往專門的測試檢驗產線。在多組相連的開放式測試平台上,數十張已換裝渦輪散熱器的顯示卡正同步運行圖形效能負載與穩定性跑分測試,確保每張改裝後的繪圖卡皆能正常運作。通過嚴格檢測的顯示卡將被分層整齊陳列並重新裝箱,準備直接交付給相關客戶,流程非常專業。 傳統消費級高階顯示卡通常採用三風扇大型散熱設計,厚度普遍佔用 3 至 4 個插槽,且出風方向為機箱內部側吹,難以在 4U 伺服器或多卡並聯環境中並排安裝。換裝雙槽渦輪散熱系統後,散熱器能利用鼓風風扇將廢熱直接排出機箱後方,大幅提升多卡伺服器內部的散熱效率與空間相容性。 面對 AI 運算需求持續殷切,在算力緊缺的情況下,GeForce RTX 5090 遊戲顯示卡依然是 AI 算力市場的熱門替代品。目前,GeForce RTX 5090 售價已經被炒上接近一萬美元水平,這個價位遊戲玩家根本無力負擔。
— HKEPC (@hkepcmedia) October 23, 2026
そんな中、X上に流出した中国の改造工場の動画を香港のHKEPCが公開しており、PNYやGIGABYTE、ASUSなど各社のRTX 5090の小売箱と新品のカードが、FEも含めて作業台に積まれている様子が映っています。FEはNVIDIAが米国や欧州など一部の国・地域でだけ自社の販売窓口を通じて売っているカードで、日本や中国では扱われていないため、工場にはそれらの国でNVIDIAから買われたカードまで集められていることになります。
RTX 5090をサーバーに何枚も挿せるブロワー型へ作り替え
工場では、作業者が元のファンとヒートシンクを外して基板を取り出し、GPUとVRAMを熱風ではがして別の基板へ載せ替え、厚さ2スロットの銅ベースのブロワー型クーラーを付けています。作り替えたカードは、数十枚を並べて同時に動かす検査ラインで負荷と安定性のテストを通してから箱に詰め直され、客へそのまま納められるようになっています。
ブロワー型にそろえるのは、熱をケースの後ろから外へ直接出せるためで、3〜4スロットを占めて熱をケース内へ吐き出すゲーム向けの大型クーラーと違い、サーバーにカードを何枚も並べて挿せるようになります。
業者が海外の店頭で売られたRTX 5090を集めるのは、中国向けに正規に売られるRTX 5090 D V2がVRAMを24GBへ減らされ、バス幅と帯域幅も25%削られているためで、AI向けには32GBのVRAMを積む通常版が求められています。その通常版は国内で発売時の約3倍まで値上がりしていますが、同じGB202を積むRTX PRO 5500にはRTX 5090の推奨価格の約8倍の値が付いています。そのため、32GBで足りるAI用途なら、ここまで高くなったゲーム向けのカードを買って作り替えても、業者にとってはまだ安く済むと考えられます。
国内では搭載BTOの値上げが相次ぐ
AIBの手元に残るGB202で作られる最後のRTX 5090は、中国の業者が中心になって買い集めている状況で、ゲーマーとの取り合いになるため、国内に単体が入荷しても数は少なく、正規代理店への入荷も限られ、それ以外のストアでも単体は120万円を超える高値が続いています。
また、RTX 5090を搭載するBTOでも値上げが相次いでおり、10月12日に127万9,800円だったARKの最安機は10月14日に139万9,800円へ12万円上がりました。MDL.makeのRyzen 7 9800X3D搭載機も、10月23日に141万6,800円から161万6,800円へ20万円値上げされています。
一方、ドスパラは9月中旬から搭載機を値上げしておらず、10月16日に5万5,000円値下げしたCore Ultra 7 265F搭載の「GALLERIA XPC7A-R59-GD」は126万9,980円と、在庫のあるRTX 5090搭載BTOで最も安くなっています。ただ、メモリは16GB×1枚のシングルチャネルで、32GB(16GB×2)に変えると132万6,080円になり、最初から32GBを積むCore Ultra 7 270K Plus搭載の「GALLERIA XDC7A-R59-CB」の133万9,980円とほぼ同じになります。
そのため、RTX 5090を買うと決めているなら単体の入荷を待つより、ドスパラなど値上げしていないBTOを早めに購入した方が良さそうです。


