Galaxy S27 Ultraに1基だけ残る望遠カメラについて、倍率を5倍から4倍へ下げる代わりにセンサーを大型化する案がサムスン社内で検討されていることが明らかになりました。
望遠が5倍から4倍への後退を検討。センサーの大型化と引き換えに
Galaxy S27 Ultraの背面カメラを巡っては、8月にメモリ高騰を理由に3倍望遠が廃止される見通しが報じられ、望遠2基を含む4眼構成から3眼へ減るとされており、残る望遠は現行と同じ約5,000万画素の5倍ペリスコープ1基とされてきました。
しかし、リーカーのSchrödinger氏(@phonefuturist)によると、サムスンはこの1基を5,000万画素・1/1.9型の4倍望遠とする案を評価しており、従来通りの5倍と比較検討しているとのことです。加えてGalaxy S27 Ultraの試作機は現在5種類が評価中で、カメラ構成はまだ固まっていないとされています。
1/1.9型は現行Galaxy S26 Ultraの5倍望遠が使う1/2.52型より一回り大きく、受光面積はおよそ1.8倍になります。5,000万画素のままなら画素ピッチも0.7µmから約0.9µmへ広がり、1画素あたりの受光量が増えるため、倍率を5倍から4倍へ下げてでもセンサーを大きくして画質を取りにいく案といえます。
カメラを1基減らしてもカメラ島の段差は厚くなることから残る3基の大型化が見込まれていましたが、その1つがこの望遠センサーのようです。加えて、外される3倍望遠は35mm判換算で約70mm相当の画角のため、5倍よりも4倍の方がこの抜けた画角を埋めやすくなります。
一方で、倍率が下がる分だけ望遠側の到達距離は後退します。5,000万画素センサーの中央部を約1,200万画素相当まで切り出す場合、現行の5倍なら10倍相当までを約1,200万画素でカバーできますが、4倍では8倍相当までに下がります。
ただ、Schrödinger氏によると、サムスンは1/1.9型に替えることで増える部品代と、実際の撮影でどれだけ写りが良くなるかを比べており、増えた分の部品代に釣り合うほどの差が出なければ従来通り5倍のまま据え置くとしています。スマホ向けメモリの調達価格は1年で4.4倍に上昇しており、3倍望遠は原価を理由に廃止される見通しです。可変絞りカメラの搭載も同様に見送られており、同じ基準がこの4倍にも適用される以上、割に合わないと判断されれば5倍が残るとみられます。
なお、Galaxy S27とS27+はGalaxy S27 Proと同じ3倍望遠を共有し、メインと超広角はUltraと共通になるとも伝えられています。サムスンでは9月9日ごろにカメラ構成について大きな判断が行われるとされているため、Ultraの望遠に5倍が残るのか、4倍へ置き換わるのかは、9月中旬以降に5種類の試作機が絞り込まれるにつれてリークで判明していきそうです。


