サムスンが開発中だったExynos 2300は開発中止。性能はSnapdragon 8 Gen 2並みでTensor G3のベースとなるSoCだったがExynos 2400に開発資源を集中させる方向に。
サムスンでは独自のSoCとしてExynosシリーズを開発し、一部地域で販売されているGalaxy S22などで最新版となるExynos 2200が内蔵されています。このExynos については次期Galaxy SシリーズであるGalaxy S23に向けてExynos 2300が開発中と言われていましたが、どうやらサムスンではこのSoCについて開発中止の判断を行ったようです。
Big Update:
— Revegnus (@Tech_Reve) August 31, 2023
The cancellation of Quadra (Exynos 2300) mass production is not related to the MX decision. The decision to cancel was made before Quadra could be properly mass-produced, within the DS division. Looking at 2300's performance, it doesn't significantly lag behind Gen2.
Revegnus氏によるとExynosシリーズの最新モデルであるExynos 2300が量産フェーズに入ることなく開発が中止される事になったとのことです。このExynos 2300はサムスンの見積もりではQualcommのSnapdragon 8 Gen 2に迫るパフォーマンスを発揮する予定だったとのことです。
このExynos 2300の開発が中止された理由は明らかにされていないのですが、このExynos 2300をベースに開発されているGoole Tensor G3のパフォーマンスがあまり高くない事からもしかしたらサムスンが想定するパフォーマンスに達していなかった可能性があるようです。
また、サムスンではExynos 2300やその次世代モデルのExynos 2400に歩留りが高まっている4nmプロセスを適用すると見られていますがサムスンでは開発リソースをExynos 2400に割り振り、ライバルのSnapdragon 8 Gen 3に対抗するとともに自社開発のスマートフォンであるGalaxy S24に搭載する事でコストダウンを図る事を計画していると見られています。
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