Starfieldの32モデルのGPUを使ったベンチマーク登場。AMD製GPUで高いパフォーマンスを発揮。

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激重と言われるStarfieldを32種類のGPUを使ってベンチマーク。AMD製GPUで高いパフォーマンス、一方でNVIDIAの最適化不足が見える結果に。

今年最大のゲームリリースとも言われているBethesdaが開発したオープンワールドRPGであるStarfieldですが、非常に高品質なグラフィックスや宇宙を自由に動き回れるという性質から非常に高いパフォーマンスを持つPCが必須となっており、GeForce RTX 3000シリーズのハイエンドモデルでさえも一部シーンでは快適にプレイする事が困難になっています。そんなStarfieldについて海外のテック系YoutuberであるGamersNexusとHardware Unboxedが合計32種類のグラフィックカードを用いて、Starfieldの各種設定と解像度でのパフォーマンスを計測した結果を明らかにしています。

Starfield: 32 GPU Benchmark, 1080p, 1440p, 4K / Ultra, High, Medium – YouTube

動画はHardware Unboxedにアップロードはされていますが、ベンチマーク計測はほとんどがGamersNexusが計測したものになっているそうです。GamersNexusのホストでもあるSteave氏が体調不良のため、このような構成になっているようです。(Linus Tech Tipsのスクープを取り上げた事で色々面倒ごとに巻き込まれているのかもしれませんね・・・)

1080p、最高画質設定でのパフォーマンスはRadeon RX 7900 XTXでは平均102fpsでトップ、次点でGeForce RTX 4090が平均93fps、その次にRadeon RX 7900 XTとRX 6950 XTとGeForce RTX 4080が並ぶなどAMD製グラフィックカードで比較的高いパフォーマンスを発揮する傾向にあるようです。

ゲームが快適にプレイできると言えるフレームレートが60fpsなのですが、この値を超えるグラフィックカードはRadeon RX 6800 XTで、GeForce RTX 3090 TiやRTX 4070 Tiでさえも53~54fps、RTX 3080、RTX 4070では46~48fpsと画質設定を上げると一昔前の最上位モデル、現行世代のハイエンドモデルでさえも快適にプレイする事は困難になっています。

設定を高画質に落とせばRadeon RX 6800やGeForce RTX 3080 Ti、現行世代ではRTX 4070以上のグラフィックカードであれば60fpsを超えてくる性能になります。ただ、それでもハイエンドのグラフィックカードは必須と言える状態です。動画では標準画質での結果も掲載れていますが、結局AMD機ではRX 6750 XT、NVIDIAではRTX 3080かRTX 4070が60fpsを超えるには必須となるグラフィックカードであると言える結果になっています。

解像度を1440pにすると60fpsを超えるグラフィックカードはRadeon RX 7900 XT、GeForce RTX 4090、Radeon RX 7900 XTXの3モデルのみとなります。

この傾向はグラフィックス設定を高画質に落としてもほとんど変わらず、60fps以上を発揮するグラフィックカードはAMDではRX 6900 XT以上、NVIDIAではGeForce RTX 3000シリーズではRTX 3090 Tiでさえも58fpsで、RTX 4000シリーズでは最低でもRTX 4080以上が必要と言う結果になっています。ちなみに標準画質に落としてもAMDではRX 6800が58fpsで、RTX 3090が61fpsと言う結果になっています。

4K解像度ではGeForce RTX 4090が強く、54fpsを記録し、次点でRadeon RX 7900 XTXが52fpsを記録しています。ただ、見てわかる通り60fpsを超えるグラフィックカードは現時点では存在していません。また、1% Lowは40台後半であるためカクツキなどは気になると考えられます。

画質設定を高画質に落とすとRTX 4090が辛うじて61fpsを記録し、1% Lowも55fps程度にまで向上するためスムーズなプレイは可能ですが高いリフレッシュレートを持つモニターでヌルヌルなプレイができるかと言われると出来ないが結論と言えます。

HardwareUnboxedの動画では、最後にFSRを有効にした際のフレームレートも掲載されていますが、FSRの画質設定によって10%~100%以上と幅がある結果になっています。FSRの場合、画質設定を落とす=内部でのレンダリング解像度を大きく落とす事にも繋がり、カリカリな画質でゲームを楽しむことは難しくなります。そのため、ミドルレンジ向けグラフィックスカードでプレイを考えている人はフレームレートを取るか画質を取るか選ぶ必要があります。

ちなみに、前日の記事でNVIDIAがゲームなどの最適化を行うチームへの投資を減らしている結果、Starfieldの結果はあまり良くないと言う話がありましたが、GeForce RTX 4090がRadeon RX 7900 XTXに負けるなど最適化不足と言うのは事実と言えるような結果になっています。今後、NVIDIAも徐々にドライバーレベルでの最適化を進めると考えられますが、NVIDIAユーザーでStarfieldを楽しみたい方にとっては、最適化でどこまでパフォーマンスが上がるかは注目です。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
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コメント

コメント一覧 (1件)

  • メモリ8GBでも結構頑張ってるのがあるな。
    これは面白い。

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