システム監視ソフト「AIDA64」のベータ版8.30.8332が、AMDのZen 6世代CPU5系統に対応しました。デスクトップ向け「Olympic Ridge」とThreadripper「Mustang Peak」が新規追加で、x86向けAI拡張「ACE」の検出機能も加わっています。
Zen 6世代は5系統のCPUが登場へ
FinalWireが公開したリリースノートでは、サーバー向けEPYC「Venice」とノートPC・デスクトップ向けAPU「Medusa」(派生のMedusa 2/3を含む)が既存対応の改良、デスクトップRyzen「Olympic Ridge」とThreadripper「Mustang Peak」が新規対応と区分けされています。
最大256コアのEPYC VeniceはすでにTSMC 2nmで量産に入っており、評価品がGeekbenchに登録されたMedusa Pointが続きます。AMDの公開資料で仕様が明らかになった新ソケットTR6対応のMustang Peakとデスクトップ向けが今回初対応で、出荷が先行している製品ほどソフト側の識別対応も進んでいます。
同時に実装されたACEは、AMDとIntelが共同で策定したx86向けの行列演算拡張で、CPU側でAI処理を底上げしてNVIDIAに対抗する狙いがあります。ただ、現時点で対応CPUの投入時期は未公表で、AIDA64が識別子を先回りして組み込んでいます。
監視ソフトの対応はCPUの発売より数ヶ月以上前から始まるのが通例で、AMDのZen 6世代のCPUの開発は順調に進んでいることが伺えます。なお、デスクトップ向けOlympic Ridgeは2027年へ後ろ倒しされ、正式発表は2027年1月のCES 2027で行われると見られています。

