NVIDIAがGeForce RTX 3050 6GBの値上げを計画中。中国で人気のため

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【リーク情報確度：4】

NVIDIA GeForce RTX 3050 6GB版の値上げを計画中。中国市場での人気を反映？

NVIDIAのGeForce RTX 3050 6GB版は2024年に登場したエントリー向けグラフィックスカードで、2024年第1四半期で生産終了となったGeForce GTX 1650の後継モデルとして投入されています。

このRTX 3050 6GBは2022年に発売されたRTX 3050 8GBに対して性能が大きく落とされてはいますが、価格も同様に落とされています。しかし、エントリー向けグラフィックスカードでありながらレイトレーシング機能やDLSSが備わるなどGTX 1650より機能が向上しているためAMDのRadeon RX 6000シリーズやIntel Arc Aシリーズのエントリー向けモデルに対して一定の競争力を持っていますが、NVIDIAでは比較的高い競争力を背景に、中国を中心に人気が維持できているためこのRTX 3050 6GBについて値上げを計画している事が明らかになりました。

リークによると、GeForce RTX 3050 6GBは中国では1399人民元（約29,700円）が定価として販売されていましたが、NVIDIAはAIB各社に対して100人民元（約2100円）値上がりとなる1499人民元（31,800円）を新しい定価として設定することを通知したとのことです。

この値上げは大きいものではありませんが、NVIDIAではGeForce RTX 3050 6GBは中国市場では人気で、競合のRadeon RX 6600 8GBやIntel Arc A580などに対しても競争力を発揮できているため、値上げを行う事で採算性を改善しながら引き続きライバルのエントリー向けグラフィックスカードと対抗することも十分可能と考えている様です。

今回のRTX 3050 6GBの値上げの対象地域は特に明言されていません。しかし、GDDR6などDRAM系メモリーの価格が高騰しているほか、販売状況もRadeon RX 6600 8GBやIntel Arc A580に対して大きく劣る状況でもなさそうですので、NVIDIAがRTX 3050 6GBの値上げを全世界に適用する可能性は残されている状況です。