11月6日から発売されたAMDのRyzen 5000シリーズは公式には500シリーズマザーボードでの動作が推奨され、非推奨だが400シリーズマザーボードでもサポートはされています。しかし、どうやら非対応と謳われている300シリーズマザーボードでも動作するようです。
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Ryzen 5900Xを300シリーズマザーボードで動作確認
Chiphellの掲示板にて、Ryzen 5000シリーズに対応した300シリーズのBeta版BIOSを手に入れた者によって実際に動作されたスクリーンショットが掲載されています。
X370やA320向けBIOSが既に存在
Chiphellに投稿された画像では、ASRockのA320M-HDVマザーボードに12コアを搭載するRyzen 5900Xを載せて動作させているスクリーンショットが投稿されています。その他の構成としては、メモリーにDDR4 16GBを載せています。
また、掲示板に掲載されている別の画像では、Ryzen 5000シリーズの他、Renoir APUであるRyzen 4000シリーズも載せて動作が可能なようです。
情報源は不明なものの、各社マザーボードメーカーでは旧型のX370やA320 マザーボードでRyzen 5000シリーズを動かせるBIOSを既に作成済みとの事。
非公式だが、300シリーズでRyzen 5000を動かすBIOSが近日登場
別のソースで、Overclock.netで、GIGABYTEが既にX370マザーボードでRyzen 5000シリーズ対応BIOSが既に存在するとの情報が出ています。
Now hear this, now hear this.
I have a solid info personally from a guy who runs Zen 3 procesor on… wait for it… X370 GIGABYTE MOTHERBOARD. It has beta BIOS with AGESA code that supports Zen 3. PCI-E gen 4 is disabled. Everything is running normal and no problems whatsoever.
So, any story being pushed about “these boards are obsolete” is utter horse$**t.
Since NDA is still at place, later today or tomorrow, l will ask him to provide me CPU-Z validation and some screenshots regarding this. As soon as l get that link, will post it here. Maybe he is nit the only one. Have a feeling that many more will show later today and in days to come with that info.
Stay tuned..
日本語訳
個人的な知り合いで、Zen 3プロセッサをGIGABYTE製 X370マザーボードで動かしている人が居ます。BIOSはAGESAコード入りのベータ版で、PCI-E Gen4は無効化されていますが、その他は何の問題もなく動作しています。
だから、300シリーズはもう使えないって言うのはデタラメ。
守秘義務契約がまだ数日残っているものの、近いうちにその知り合いにCPU-Zの結果のスクリーンショットを送ってもらうよう予定です。入手出来次第、ここで公開しますので乞うご期待。
情報によると、PCIe Gen4は非対応なものの、それ以外は何の問題もなく動く模様です。wccftechによると、既に一部のマザーボードメーカーでは300シリーズでRyzen 5000をサポートする動きがあるようで、近いうちにベータ版と言う形でリリースされる可能性があります。もちろん、メモリー容量の制約など400や500シリーズマザーボードに対しては制約もあり、不具合も出る可能性は残されています。
ASUSとGIGABYTEのB450向け Ryzen 5000対応したBeta BIOSが出現
AMDによると、400シリーズマザーボードでは2021年1月を目途にベータ版BIOSが配布されるとの事でしたが、ASUS向け及びGIGABYTE向けのRyzen 5000対応ベータ版BIOSが既にネット上に出現しています。
以下のリンク先にBIOSがありますが、もし実際にBIOSを適用させる場合はリスクがある事だけ認識をしておいてください。
GIGABYTE向け B450 Ryzen 5000対応BIOS
Ryzen 5000シリーズが発表された際に、400シリーズまではサポートし、300シリーズは完全にサポートされないと明言されていました。しかし、蓋を開けてみるとどうやら対応は可能だったようです。
ただ、300シリーズマザーボードではPCIe Gen4に対応していなかったり、メモリーの容量に制約があったりするのでリスクやパフォーマンスを犠牲にしてまで古いマザーボードでの動作にこだわる必要性は無いはずです。
もしRyzen 5000シリーズを手に入れて300シリーズマザーボードなどを持っているのであれば、ここは素直に500シリーズマザーボードを買って動かす方が安全だと個人的には思います。
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