Xiaomiが、中国で販売中のRedmiおよびXiaomi 17シリーズの主要モデルを8月2日から一斉に値上げしました。Redmiブランドは対象の全機種が一律300元(約7,000円)の引き上げで、今年2度目の改定にあたります。
メモリ調達コストが4倍に。販売中のスマホが途中で値上げされる
Xiaomiは今年4月にも、一部のXiaomiおよびRedmi機種を値上げしています。その際、Lu Weibing氏(Xiaomiグループ総裁・Redmiブランド総経理)は、同一構成のメモリ調達価格が2025年第1四半期比で4倍近くに跳ね上がり、12GB+512GB構成では1台あたり約1,500元(約3.5万円)のコスト増になると説明していました。スマートフォンの低価格帯ではメモリだけで原価の6割超を占めるようになり、調達コストの上昇を機種の設計側で吸収するのは難しくなっています。
こうしたコスト増を受けて、8月2日0時からはRedmi Turbo 5とRedmi K90の各シリーズが一律300元、Xiaomi 17シリーズが300〜500元引き上げられました。対象は中国国内で販売中の既存モデルで、最安のRedmi Turbo 5は2,299元から2,599元へ、最上位のXiaomi 17 Pro Maxは5,999元から6,499元となっています。1元=約23.5円で単純換算すると、Redmi Turbo 5は約5.4万円から約6.1万円へ、Xiaomi 17 Pro Maxは約14.1万円から約15.3万円への引き上げにあたります。このXiaomi 17シリーズだけは無印が300元(約7,000円)、17 Proが400元(約9,400円)、17 Pro Maxが500元(約1万1,800円)と、上位ほど引き上げ幅が大きい設定になっています。
Redmiの対象機種がすべて同じ300元という額になったのは、メモリのコスト増が機種の価格帯に関係なくほぼ同じ絶対額で積み上がっているためとみられます。その結果、値上げ率は安い機種ほど重く、Redmi Turbo 5では13.0%に達する一方、Xiaomi 17では6.7%となっています。加えて、Redmi K90の標準版とK90 Pro Maxは今回以前にも200元(約4,700円)引き上げられていたとされ、Redmi Turbo 5では新春特価も終了しているため、実際の負担増はこの数字よりさらに大きくなります。
Lu Weibing氏は7月初旬にも、スマートフォン業界はこの10年で最も厳しい時期にあり、制御が難しいコスト上昇が市場全体に及んでいて、低価格機が最も大きな打撃を受けていると述べていました。同じ圧力は他社にも及び、Appleも次期iPhone Proの値上げが見込まれています。
なお、今回の値上げは中国国内のみですが、国内で販売中のスマートフォンも遅れて値上げが行われる可能性があるため、もし検討している場合は早めの購入が推奨されます。

