Windows標準の圧縮機能でゲーム容量が最大半分に。有料ツールを買わずに実行する方法

Windows標準の圧縮機能でゲーム容量が最大半分に。有料ツールを買わずに実行する方法

ゲームの占有容量をWindows標準のLZX圧縮で減らすツール「Game Compressor」がSteamで5.99ドルで販売されていますが、同じ圧縮はWindows標準のコマンドと無料ソフトでも実行できます。

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Windows標準の圧縮機能でゲーム容量が最大半分に。無料ツールでも同じ処理が可能

Windows 10で追加された「compact」コマンドには実行ファイルを透過的に圧縮する「/EXE」オプションが用意されており、アルゴリズムは最速のXPRESS4Kから最も圧縮率の高いLZXまで4種類を選べます。透過圧縮のためZIPのような展開作業は不要で圧縮したままゲームを起動でき、Windows 10/Windows 11とWindows Server 2016以降であれば追加ソフトなしで利用できます。

この圧縮の効き目は小さくなく、無料ツール「CompactGUI」の実績例ではARK: Survival EvolvedがLZX圧縮で169GBから91.2GBまで縮んでいます。国内の2TB NVMe SSDは7月26日時点で中央値5万9,980円、1GBあたり約30円の水準にあるため、この約78GBの削減は金額に直すと約2,300円分のストレージを取り戻す計算になります。4TBモデルの1GB単価も約29.6円とほぼ横並びで、容量を倍にしても単価が下がらない以上、増設より削減の方が費用対効果を見積もりやすい状況です。

しかも、NANDの供給不足が緩和に向かうのは2027年後半の見通しで、SSDの値下がりを待つとしても早くて1年強先になるため、それまでを圧縮でしのいで増設を先送りする選択は十分成立します。

5.99ドルの有料ツールと、無料ツールの違い

Game Compressorは2026年2月の早期アクセスを経て7月10日に正式版へ移行したSteam配信のツールで、開発元のStone Pit SonsはLZX圧縮によりゲームのファイルサイズを最大50%削減できるとしていますが、圧縮率はタイトルごとに異なり、既にファイルが強く圧縮されたゲームでは削減量が小さくなるとも説明しています。圧縮前に節約見込みの容量を予測表示できるほか、ゲームの更新で変化したファイルを検出して再圧縮する機能を備え、動作要件はWindows 10 バージョン1507以降とLZX対応のNTFSドライブです。

一方の無料側では、コマンドに不慣れでも同じ処理をGUIで行えるオープンソースの「CompactGUI」が定番で、「winget install CompactGUI」だけで導入できます。Steamのゲーム更新を監視して圧縮状態を自動維持するBackground Watcherと、10万件超の投稿に基づく圧縮実績データベースからの見積もり機能を備えており、有料版の売りである更新検知と削減予測はいずれも無料側にそろっています。そのため、5.99ドルを払って得られるのは圧縮性能ではなく、Steam内で購入から更新まで完結する導線と整理されたUIに絞られるとみられます。

圧縮が解ける条件と、使ってはいけないタイトル

便利な半面、「/EXE」で圧縮したファイルは書き込み用に開かれた時点で自動的に圧縮解除される仕様のため、ゲームがアップデートされるたびに圧縮は部分的に解け、CompactGUIの自動再圧縮はこの解けた分を取り戻すための機能です。なお、書き込みが多いファイルには圧縮が維持される従来のNTFS圧縮も使えますが、動作時のオーバーヘッドは「/EXE」より大きくなります。

また、SSDからGPUへ直接データを読み込ませるDirectStorageに対応したタイトルでは、圧縮されたファイルをGPUへ送る前に展開する処理が挟まって性能上の利点が相殺されるため、CompactGUIの開発者も使用を避けるべきと明記しています。

こうした特性から、圧縮が最も効くのは更新が頻繁な現役タイトルではなく、当面遊ばずに残しておきたいタイトルの保管などになっています。特にアンインストールはしたくないものの起動頻度の低い積みゲーから順に圧縮していけば、6万円前後の2TB SSDを買い足す前にできる対策として十分現実的となります。また、比較的高速なインターネット回線を持っている場合は思い切ってゲームを削除し、プレイしたくなったらその場でダウンロードすると言うのも選択肢になります。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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