Windows 11のテスト版ビルドに、Copilotキーの動作を「何もしない(Do nothing)」に変更し、キーを実質的に無効化できる設定が追加されていることが分かりました。
Copilotキーに「何もしない」オプション。再割り当てから完全無効化へ
Windows 11のCopilotキーは現在も設定アプリから動作を変更できますが、選べるのはMicrosoft 365 Copilotの起動や検索、カスタム設定といった別機能への割り当てに限られ、キーの働きそのものを止める選択肢はありませんでした。

こうした中、リーカーのphantomofearth氏は最近のWindows 11 ExperimentalビルドにCopilotボタンの挙動に「何もしない」を加える隠し設定が追加されていることを明らかにしています。
同氏によると、「何もしない」は既存の「検索」や「Microsoft 365 Copilotの起動」など割り当てる選択肢へ追加される形で、これを選ぶだけでキーを簡単に無効化できるとのことです。実装されれば、起動先を選ぶことしかできなかったキーが「消せるキー」に変わることになり、Copilotキー搭載PCを既に購入した層にとっては実質的な改善です。
ただし、この設定は隠された状態で実装されているほか、Experimentビルドのテスト参加者全員に展開されているわけでもないようで、一般環境への配信時期や対象ビルドは不明です。
OEM搭載推奨から2年半での方針転換
Copilotキーは2024年、MicrosoftがAI PC向けとしてPCメーカー各社へ右Ctrlキーの置き換えを促す形で導入されましたが、Copilotを使わないユーザーには使い道のないキーとなり、不評が続いてきました。
Microsoftも2026年5月には右Ctrlキーへの再割り当てを予告して一歩譲った形ですが、割り当て先は右Ctrlとコンテキストメニューの2種類に限られ、キーを完全に止める手段は用意されていませんでした。
この間、MicrosoftはエクスプローラーなどへのCopilot統合を実質撤回するなど、Windows 11でのCopilotの露出を縮小する方向へ舵を切っています。「何もしない」の追加は、5月の再割り当て容認からさらに踏み込んだ対応で、この縮小の流れと整合する動きにもなっています。
なお、現時点では隠し機能かつテスト段階のため、「何もしない」が一般環境で使えるようになる時期は不明です。しかし、Microsoft は2026年秋頃に大型アップデートの26H2を配信予定のため、うまくいけば今秋の配信に含まれるかもしれません。


