新型ウォークマン「NW-WM1ZM3」のCPU性能が前世代比5倍超か。Xperia 10 VIII並みに

新型ウォークマン「NW-WM1ZM3」のCPU性能が前世代比5倍超か。Xperia 10 VIII並みに

ソニーが11月27日に発売する新型ウォークマンのうち、WM1シリーズとみられる端末のGeekbench 7の結果が見つかり、CPUのスコアは前世代のNW-WM1ZM2の4倍以上になっています。チップはQualcommのQCS6690を搭載し、CPUの性能はスマートフォンのXperia 10 VIIIに近い水準になっています。

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新型ウォークマンのCPUはWM1シリーズで前世代の4倍以上、NW-ZX900でも約2倍か

ソニーは10月16日に、WM1シリーズのNW-WM1ZM3とNW-WM1AM3、ZXシリーズのNW-ZX900の新型ウォークマン3機種を国内で発表し、11月27日に発売します。3機種が積むチップについては「高性能・省電力の新プラットフォーム」と説明するだけで、型番は明かしていません。

そんな中、NW-WM1ZM3とみられる端末のGeekbench 7の結果が、10月26日に内部型番の「YY1305B」で登録されました。YY1305Bは、9月に国際認証を取得した3機種の1つと同じ型番です。チップはQualcommがレジや業務用の携帯端末向けに出している4nm、8コアのQCS6690で、メモリは8GB、スコアはシングルコアが752、マルチコアが3,017を記録しています。

このスコアを、前世代のNW-WM1ZM2が同じGeekbench 7で記録したシングルコア184、マルチコア564と比べると、シングルコアで約4倍、マルチコアで5倍以上になります。NW-WM1ZM2は小型のCortex-A53を4コア(最大1.80GHz)搭載し、メモリは4GBでしたが、NW-WM1ZM3ではCPUのコア数もメモリも倍になっています。

ソニーはNW-ZX900にもWM1シリーズと同じ新プラットフォームを採用したとしており、2025年12月に見つかったNW-ZX900のGeekbench 6の結果でも、CPUはNW-WM1ZM3と同じく、1.80GHzの4コアと2.02GHzの4コアを組み合わせた8コア構成として記録されています。そのため、NW-ZX900も同じQCS6690を積んでいるとみられ、CPU性能は前世代のNW-ZX707がGeekbench 7で記録したシングルコア355前後、マルチコア1,380前後の約2倍になる計算です。

Xperia 10 VIII並みなのは電池持ちを優先してクロックを抑えたためか

スマートフォンと比べると、NW-WM1ZM3のスコアは、Snapdragon 6 Gen 3を積むXperia 10 VIIIのGeekbench 7での平均(シングルコア873、マルチコア3,080)に対して、シングルコアで約14%低く、マルチコアではほぼ同じになっています。

QCS6690自体は、スマートフォン向けのSnapdragon 7s Gen 4とほぼ同じ作りのチップで、上限の2.9GHzまで動かしているレジや業務用の携帯端末では、シングルコアが1,150〜1,180前後と、Xperia 10 VIIIを3割以上上回っています。Qualcommは、このチップのCPUなどの性能を、メーカーがソフトウェアの設定で複数の段階から選べるようにしています。

新型ウォークマンは、2025年12月のNW-ZX900の結果でも、発売1か月前のNW-WM1ZM3の結果でも最大2.02GHzと、Xperia 10 VIIIの2.4GHzより低いクロックで動いており、製品版もこのクロックのまま出るとみられます。ソニーは新プラットフォームの利点として、WM1シリーズでストリーミングサービスなどを使うときの連続再生時間が前世代より約72%伸びたことを挙げており、チップの性能を引き出すより省電力を優先して、クロックの低い段階を選んだと考えられます。

ただ、WM1シリーズで電池持ちが伸びるのはストリーミングサービスなど標準以外の音楽アプリを使うときで、標準の音楽アプリ(W.ミュージック)では前世代の40時間から35時間に縮んでいます。そのため、ストリーミングアプリを本体で使うことが多い人ほど、CPUの速さと電池持ちの両方で前世代との差が大きくなり、新型のWM1シリーズに買い替える価値がありそうです。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
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