NVIDIAがGeForce RTX 5090やRTX 5080などをComputex 2024で発表する可能性。理由はAI向けGB200 GPUの早期投入?
NVIDIAでは2024年の第四四半期に向けてBlackwellアーキテクチャーを採用した次世代グラフィックカードのGeForce RTX 5000シリーズの投入を予定していると言われていますが、どうやらこのRTX 5000シリーズのハイエンドモデルにあたるGeForce RTX 5090とRTX 5080についてComputex 2024など想像以上に早く発表される可能性が出てきています。
リーク情報を扱う海外のMoore’s Law is DeadがNVIDIA関係者から入手した情報によると、NVIDIAではAMDに対抗するため近いうちにAI向けに特化したBlackwellアーキテクチャー搭載のRTX 6000 Blackwell GenerationやB40シリーズなどの投入を行う予定とのことです。
この製品はAI向けとしてAMDのInstict MIシリーズに対抗する製品にもなり、GeForce RTX 5000シリーズが発売予定の2024年第四四半期頃まで待つことはできず先行して発売される予定になっています。
このAI向け製品はGeForce RTX 5090やRTX 5080で使われるGB202やGB203を搭載し、仕様もメモリー容量以外には同じになります。そのため、NVIDIAが別途GeForce RTX 5000シリーズのために秋以降に発表会を開催しても仕様がネタバレされた状態にあり話題性も乏しくなることから、早ければ2024年6月開催予定のComputex 2024でGeForce RTX 5090とRTX 5080について大々的に発表を行う可能性があるとのことです。
ただし、このComputex 2024で発表されても発売自体は2024年第三四半期の末である9月か、第四四半期に入る10月から11月の間と変わらない見込みになっているほか、発売されても出荷量はAI向けが優先的に供給されるため、多くない可能性があるとのことです。
NVIDIA GeForce RTX 5000シリーズのハイエンドモデルではGDDR7を搭載すると言われていますので、AI用途に特化したRTX 6000 Blackwell Generationも同じくGDDR7搭載でAI性能が非常に高いものとなります。そのため、NVIDIAとしてはAMDやIntelに対抗するためにもこのRTX 6000 Blackwell Generationを早期に投入したいというのが本音でなのでしょう。
ただ、Computex 2024で仮にRTX 5000シリーズを発表するとRTX 4090やRTX 4080の買い控えも起きそうですが、そもそもこの中でRTX 4090は未だに定価以上で売られているほか供給量も少ないです。また、RTX 4080やRTX 4080 SUPERも人気があるとは言えず減産もしているため早めに発表しても売り上げにあまり影響はないと言えそうです。
RTX 5090 & 5080 Launch Update: Is Nvidia RUSHING Blackwell due to AMD MI350X? | Moore’s Law is Dead Youtube
補足情報
NVIDIA GeForce RTX 5000シリーズは2024年9月から11月の間に発売が計画されているグラフィックカードで、GPUアーキテクチャーには新世代のBlackwell GPUが搭載予定です。メモリーにはGDDR7が採用され、PCIe Gen 5.0に対応すると言われています。
発売時期は、2023年の段階では2025年まで発売が遅れるという話もありましたが、最近登場するリークはすべて2024年内発売と言われています。
製品ジャンル | メーカー | 製品名 | 発売予定時期 |
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GPU | NVIDIA | GeForce RTX 5000シリーズ | 2024年第三四半期~第四四半期 |
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