NVIDIA GeForce RTX 4080 Super、RTX 4070 Ti Super、RTX 4070 Superの詳細仕様が明らかに

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NVIDIA GeForce RTX 4080 Super、RTX 4070 Ti Super、RTX 4070 Superの詳細仕様が明らかに

NVIDIAでは2024年の早い段階で現行のGeForce RTX 4000シリーズの中でRTX 4080、RTX 4070 Ti、RTX 4070の3モデルについて性能を向上させたリフレッシュモデルのRTX 4000 Superシリーズの投入を計画していると言われています。

今回、このRTX 4000シリーズSuperシリーズについて、計画されているRTX 4080 Super、RTX 4070 Ti SuperそしてRTX 4070 Superの詳細仕様が実績を持つリーカーであるkopite7kimi氏より明らかになりました。

GeForce RTX 4080 Superのリークされた仕様情報

GeForce RTX 4000 Superの中で最上位モデルとしてラインアップされるのが、RTX 4080 Superになります。このRTX 4080 Superでは全コアである10,240基のCUDAコアが有効化されたAD103-400 GPUを搭載、320基のTMU、112基のROPsと64MBのL2キャッシュを搭載すると見られています。

このRTX 4080 Superでは256-bitのバス幅が用いられ、VRAM容量は16GBになると見られています。ただし、NVIDIAでは20GBのVRAMを搭載したRTX 4080 Superも検討していると見られており、20GBのVRAMを搭載する場合はバス幅は320-bitとなりGPUはAD102 GPUが搭載されると見られています。

GeForce RTX 4070 Ti Superのリークされた仕様情報

現行のRTX 4080とその1つ下のモデルとなるRTX 4070 Tiの間には大きな性能差が存在していますが、この間を埋めるモデルとしてGeForce RTX 4070 Ti Superがラインアップされる見込みのようです。このRTX 4070 Ti SuperではAD103-275またはAD102-175と呼ばれるGPUが搭載され、CUDAコア数は8448基で48MBのL2キャッシュを搭載する計画ののようです。

ちなみに、AD102 GPUはRTX 4090に搭載されているGPUですが、16384基のCUDAコアが有効化されるRTX 4090や、ワークステーション向けで12800基のCUDAコアが有効化されるRTX 5000 Ada Generationにも搭載できなかったダイが活用される見込みになっています。

なお、このRTX 4070 Ti Superではバス幅は256-bitに設定されるようですので、VRAM容量は16GBに設定されると考えられます。

GeForce RTX 4070 Superのリークされた仕様情報

GeForce RTX 4070 SuperではAD104-350またはAD103-175 GPUを搭載し、CUDAコアは7168基に設定されるようです。このGPUでは上位のRTX 4070 Ti Superと同じく48MBのL2キャッシュを搭載しています。

バス幅やVRAM容量は現行のRTX 4070と同じく192-bit、12GBに据え置かれる見込みですが、VRAM仕様はより高速化されたGDDR6Xに切り替えられる計画であるため、メモリー帯域幅が必要な場面でパフォーマンスが低下する事態が軽減されると考えられています。

最も大きなアップグレードとなるのはRTX 4070 Superで現行より22%もCUDAコアが増加

今回明らかにされた情報を基に、既に発売されているGeForce RTX 4080やRTX 4070 Ti、RTX 4070のCUDAコア数を比較してみると以下の通りになります。

スクロールできます
GPUモデル(RTX 4000)CUDAコアGPUモデル(RTX 4000 Super)CUDAコア増加率
RTX 40809728RTX 4080 Super10240+5%
RTX 4070 Ti7680RTX 4070 Ti Super8448+10%
RTX 40705888RTX 4070 Super7168+22%

今回のリークが正しければ、最も大幅なアップグレードとなるのはGeForce RTX 4070で、CUDAコアが+22%も増える事になります。

RTX 4070については発売当初はあまり人気がありませんでしたが、最近では価格が落ち着いてきているため比較的人気のモデルになっています。しかし、競合のAMDがRTX 4070と同じか少し安い価格帯で同等の性能を持つRadeon RX 7800 XTを競合としてラインアップしたため、NVIDIAとしては大きく性能を引き上げる事で突き放す事を考えていそうです。

名前が非常に奇妙なRTX 4070 Ti Superについてはこのまま登場しないのでは無いかとも言われています。ただ、個人的にはRTX 4080とRTX 4070 Tiの間の性能差が大きいのにRTX 4080の下をRTX 4070 Tiと置いてしまったため、その間を埋めるモデルはやむを得なくRTX 4070 Ti Superと言うモデル名のまま発売を迎えるのでは無いかと考えています。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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