NVIDIAではミドルレンジモデルのリフレッシュモデルとしてGeForce RTX 3060により安価な8GBモデルの追加とRTX 3060 TiのVRAMをGDDR6Xへアップグレードを予定していますが、今回これら2モデルの価格情報が出現しました。
RTX 3060やRTX 3060 Tiなどミドルレンジモデルをリフレッシュへ
NVIDIAでは2020年12月にアッパーミドルレンジモデルとなるGeForce RTX 3060 Tiを発売しました。このRTX 3060 Tiでは上位のGeForce RTX 3070と同じGA104 GPUを搭載し、CUDAコアは4864基、VRAMには14Gbpsの速度で動作するGDDR6が8GBでバス幅256-bitで接続され、1080pから1440p程度の解像度であれば高いパフォーマンスを発揮するモデルとなっています。
GeForce RTX 3060は2021年2月25日に発売が開始されたミドルレンジモデルで、GPUにはミドルレンジ向けに作られたGA106 GPUが採用され、CUDAコアは3584基、VRAMには15 Gbpsの速度で動作するGDDR6が12GBが192-bitのバス幅で搭載され1080pでのゲーミングであれば快適にプレイが出来るモデルになっています。
これらの2モデルはNVIDIAのRTX 3000シリーズの中では比較的人気ですが発売から間もなく2年が経つ一方で、後継モデルのRTX 4000シリーズについてはまだ時間がかかるという事からNVIDIAではこれらの2モデルについて、RTX 3060 TiはGDDR6からGDDR6X版を追加することで性能向上を図り、RTX 3060に関しては現行の12GBモデルに対して8GBモデルを追加し価格を下げるなどして販売のテコ入れを行う計画のようです。
そんなRTX 3060 TiのGDDR6XモデルとRTX 3060 8GBモデルですが、今回価格情報について情報が出現しました。
RTX 3060 Ti GDDR6X版は数千円値上げ。RTX 3060 8GBは4000円以上安く
ColorfulがNVIDIA GeForce RTX 3060 TiのGDDR6XモデルおよびRTX 3060 8GBモデルなど合計8モデル発表を行い、中国の公式オンラインストアにてこれらのモデルの販売が開始されたようです。
この販売開始に伴い、価格情報も明らかになっており、RTX 3060 TiのGDDR6X版については日本円換算で7.2万円で販売されており、RTX 3060 Ti GDDR6版の7万円に比べて約2000円の値上げに留まっています。
RTX 3060 8GB版については5.3万円で販売されており、RTX 3060 12GB版の5.7万円に比べて4000円程度安くなっています。なお、RTX 3060 8GBではColorfulが出しているモデルによっては12GB版との価格差は5000円も超える例もあるようで、値下げ幅としては比較的大きめになっています。
RTX 3060 TiのGDDR6X版についてはGDDR6版の上位モデルとして登場するようですが、価格差は小さいとみられているため、選ぶのであればGDDR6X版のほうがいいと言えそうです。特に、最近のゲームではテクスチャーをストリーミングするなどメモリーに負荷がかかりがちですので、高速なメモリーを搭載したGPUにしておいて損は無いです。
RTX 3060 8GB版についてはRTX 3050とRTX 3060 12GBを埋める存在として期待されていますが、中国での販売価格を見るとかなり期待ができそうなモデルになっています。
↓のはRTX 3060 Ti GDDR6モデルです。
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