AMD Radeon RX 6000シリーズのミドルハイレンジモデルとなるRadeon RX 6700 XTですが、カスタムモデルのBIOSがリークし、ブースト時の最大クロックが2.95GHzにも達する事が確認されました。
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Radeon RX 6700 XTでは最大220Wで2.95GHzまでオーバークロック可能
数日前、Radeon RX 6900 XTのBIOSがリークされ、その中では最大3.0GHzまでのクロック周波数が設定可能となっていましたが、Igor’s LabによるとRadeon RX 6700 XTでもカスタムモデルでは2.95GHzまでクロック周波数が設定可能になっている模様です。
More PowerToolでTGP等も判明
Igor’s Labが入手したRadeon RX 6700 XTのカスタムモデル BIOSをMore PowerToolで解析したところ、クロック周波数が最大で2.95GHzまで設定がされていました。オーバークロックを行うとGPUの温度が大きく上がりますが、このRadeon RX 6700 XTのカスタムモデルではファンの回転数は95℃を目安に制御する模様で一般的に考えるとかなり高い温度がデフォルト値で設定されています。
また、BIOS上ではGPUの最大消費電力は211Wに設定されていました。この211Wと言う情報は数日前に、GPU関係のリークをしているPatrick Schur氏の情報とも合致しています。
NV22 XT 186-211 W TGP (RX 6700 XT) 🧐
NV22 XTL 146-156 W TGP (RX 6700?)
12 GB GDDR6— Patrick Schur (@patrickschur_) November 20, 2020
Radeon RX 6700シリーズは現時点では正式発表はされておらず、2021年1月を目途にリリースされると見られています。ライバルとなる機種はNVIDIAのGeForce RTX 3070とRTX 3060(無印とTi)になると見られています。
ちなみに、Radeon RX 6800のリファレンスカードではTGPが203Wに設定されているため、2.95GHzが設定されているRadeon RX 6700 XTのカスタムモデルはかなり消費電力としては高いです。そのため、パフォーマンス面でRadeon RX 6800とどの程度差が出るのかなど気になる所です。
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