Radeon RX 6800シリーズも品薄。カスタムモデルは値上がり中

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AMDから11月18日に登場したRadeon RX 6800シリーズですが、各社でカスタマイズされたモデルを定価で買うには2021年になるまで困難を極めそうです。

Radeon RX 6000シリーズの最新情報はこちらへ

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Radeon RX 6800シリーズはRTX 3000シリーズ以上の品薄

NVIDIAのRTX 3000シリーズが登場した際には、今までに無いほどの品不足となりましたが、AMDのRadeon RX 6000シリーズも全く同じ状況のようです。

恐らく過去最悪のローンチ。

今回のAMDのローンチは過去最悪と言われても仕方がないレベルになっています。なぜなら先行して発売したNVIDIAでは想定を超える需要で在庫不足に陥っている際に、AMDのマーケティング担当者は在庫が全くないペーパーローンチにはならない事をツイートしていました。

しかし、現実はNVIDIAよりも更に酷い状況になってしまっていました。また今回はレビューアーやRed Team Plusのメンバーに限定で先行販売をするなどしていたため、一般のユーザーに対して失望を買うきっかけとなってしまっています。

全世界で『在庫なし』

全世界の状況について、VideoCardzが確認した結果、手に入る場所は『ない』に等しいです。

ヨーロッパの状況(ProShop)

デンマークやドイツなどでPCパーツなどを販売する『ProShop』では、Radeon RX 6800の詳細な発注量や在庫量などが判明しています。Radeon RX 6800 XTでは約2000枚の発注をしたところ、実際に届いたのは25枚、配送中の分はたった9枚となっています。Radeon RX 6800では、発注量が約2200枚に対して届いたのは100枚、配送中の分は13枚となっています。ちなみに、これらはすべてリファレンスモデルでの状況で、カスタムモデルについては不明です。

UKの状況(Scan)

イギリスのPCパーツ販売店『Scan』では、Radeon RX 6800シリーズ自体が販売されていません。Radeon RX 6800シリーズ用のサイトでは、リファレンスモデル、カスタムモデル共に一切商品が届いていないとの事で、いつ入るかも不明との説明がされています。ちなみにイギリスの『Scan』はPCパーツ販売のイギリス最大手であるがこの有様のようです。

オーストラリア(Mwave)

 

オーストラリアのPCパーツ販売最大手の『Mwave』では、Radeon RX 6800シリーズは各社のカスタムモデルは12月中旬まで届く見込みがないとの事。また、リファレンスモデルに関しては、もう入荷される予定が無いとの事です。これが、オーストラリア特有なのかは不明です。

アメリカ(Newegg)

個人輸入などで日本でも知る人ぞ知るアメリカのPCパーツ販売を手掛ける『Newegg』ですが、こちらでもRadeon RX 6800がリストされているものの、すべてが『在庫なし』の状況になっています。

リファレンスモデルの品薄でカスタムモデルの価格が高騰中

世界的な在庫不足のRadeon RX 6800ですが、これが原因でカスタムモデルの価格が高騰中です。HardwareUnboxedがAMDの関係者をした所、定価で販売されるまであと1~2ヵ月程度の時間がかかるとの事です。

“We have had a private conversation with AMD. They assured us that in 4 to 8 weeks there will be AIB cards available at MSRP. They said they enabled the AIBs to achieve the 649 dollars [RX 6800 XT] MSRP and they expect that to happen within 8 weeks.”– Steve Walton, Hardware Unboxed

現在、在庫は無いもののリストされているカスタムモデルの価格を見ると、Radeon RX 6800では定価が$579に対して、平均で$100程度高値で価格が登録されています。Radeon RX 6800 XTに関しては平均で$150程度高くなっています。(最高$250もあります)
こうなるのは賛否がありそうですが、供給量が非常に少ない割りに、需要が高いため多少高くてもお金を出して買ってくれる人が居るため一部の販売店では価格を吹っかけてきているようです。

 

多くのユーザーはNVIDIAの失敗の教訓をAMDは得てるため、ローンチはスムーズになる事や、マーケティング担当者のツイートなどを見て安心していましたが間違いだったようです。コロナによるサプライチェーンの影響もありそうですが、もし十分な在庫量が確保できなければ発売延期などある程度は顧客に配慮した対応が必要そうですが、両社とも話題性を取ってしまったようです。

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