AMD Radeon RX 6950 XTの価格情報が出現。約30万円台で販売される模様

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AMDでは2020年末に発売されたRadeon RX 6900 XTなど一部ハイエンドモデルを中心にリフレッシュモデルとなるRadeon RX 6950 XTやRX 6750 XTなどを5月上旬に発売する予定となっていますが、この中で最上位モデルとなるRadeon RX 6950 XTの価格情報が出現しました。

目次

リフレッシュモデルのRadeon RX 6950 XT

Gigabyte Radeon RX 6950XT Gaming card is priced almost as high as RTX 3090Ti in first retailer listing – VideoCardz.com

AMDでは2020年末にRadeon RX 6000シリーズを発売しましたが、序盤に投入が行われたハイエンドモデルであるRadeon RX 6900 XTなどは発売から既に1年以上が経過しています。一方でNVIDIAも2020年末頃にGeForce RTX 3000シリーズを発売し、序盤にハイエンドモデルであるGeForce RTX 3080やRTX 3090などを投入していますが、AMDとは対象的にRTX 3080 TiやRTX 3080 12GB版そして、今年3月頃にはRTX 3090 Tiなど性能向上モデルを続々と投入しています。

このようなNVIDIAの動向に対してAMDも若干遅くはなっていますが、5月10日にRadeon RX 6950 XT、RX 6750 XT、RX 6650 XTとリフレッシュモデルを3モデル投入予定としており、今回この中で最上位モデルでNVIDIA GeForce RTX 3090 Tiに対抗するRadeon RX 6950 XTの価格情報が出現しました。

Radeon RX 6950 XTについてはNavi 21 GPUを引き続き採用し、Compute Unitの数などは変わりませんがVRAMが16Gbpsから18Gbpsに高速化が行われる見通しになっており、動作クロックについても引き上げが行われると見られています。これらの変更によって性能は最大10%ほど向上すると見られています。また、Radeon RX 6900 XTではVRAMの帯域幅が足を引っ張って4K解像度など負荷が高い状況ではNVIDIA GeForce RTX 3090に劣る場面もありましたが、VRAM速度を引き上げる事でGeForce RTX 3090 Tiにも対抗できる性能を目指すと見られています。

オーストラリアで3200AUD超え。日本円だと30万円台

AMD Radeon RX 6950 XTの価格情報が出現したのはオーストラリアのPCパーツなどを扱う通販サイト、MegabuyとITnestの2つのサイトになっています。

出現したのはGIGABYTE製のRadeon RX 6950 XTでサイト上ではRadeon RX 6900 XTとして表示がされていますが、サイト上に掲載されている『GV-R695XTGAMING OC-16GD』と言う品番はロシアのEEC認証で登録されている情報とも一致しており、品番の中にも『R695XT』とRadeon RX 6950 XTと見られる記載があります。

価格についてはMegabuyに掲載されている3241オーストラリアドルが最安値となっており、日本円に換算すると約30.2万円となります。また、ITnestでは3320オーストラリアドルとなっており31万円近い価格で販売が行われている事となります。

なお今回出現したRadeon RX 6950 XTはGIGABYTEのGAMINGシリーズのOCモデルとなっているため、最上位となるAORUSについてはこの価格よりも高く30万円台中盤、定格モデルについてはこれよりも安くなると見られており、30万円は下回ると見られています。

ただ、現行のRadeon RX 6900 XTが価格.com上の最安値で16万円台中盤、GIGABYTEのAORUSは24万円台となっており、この情報が正しければRadeon RX 6950 XTはRX 6900 XTに比べて10万円以上高いグラフィックスカードになると見られています。

Radeon RX 6950 XTはNVIDIAのGeForce RTX 3090 Tiに対抗するために投入が行われるモデルであるため、価格もRTX 3090 Tiと同じく30万円台で発売が行われると見られています。これらのモデルは一般的なコンシューマー向けと言うよりは性能のためならコストを度外視する猛者向けの製品となっているため、このような価格でも一定数は売れるのかもしれません。ただ、AMDのRadeonもNVIDIA GeForceもあと半年程度で次世代アーキテクチャーを搭載した製品が発売されるため、いくらコスト度外視でも買う気になれない人の方が多そうです。

なお、品番の確認のためにロシアのEEC認証を参照しましたが、Radeon RX 6950 XTやRadeon RX 6750 XT、Radeon RX 6650 XTはロシアのEECに2022年4月8日という事で比較的最近登録が行われています。ただし、恐らく申請自体がロシアによるウクライナ侵攻前である2月から3月上旬に行っていると見られており、EECに登録はされているもののロシアで発売される事は無い模様です。

特にGIGABYTEは台湾のメーカーですのでロシアへ新製品投入となればイメージダウンは避けられず、国内からも台湾が置かれている状況からしてロシアでの新製品投入は考えられないですね。その分の在庫はアメリカや欧州、日本に来るので良いですが。

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