Navi21にVRAM8GBを搭載したGPUがベンチマークに出現。

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Navi21 GPUを採用するGPUにはRadeon RX 6900 XTとRX 6800シリーズがありますが、どのモデルもVRAMは16GBを搭載しています。しかし、UserBenchmark上にNavi21ですがVRAMを8GBしか搭載していないモデルが出現しました。

目次

Navi21 GPUの8GBモデルがベンチマーク上に出現

Mysterious AMD Radeon RX GPU Based on Navi 21 & 8 GB GDDR6 Memory Spotted (wccftech.com)

Navi 21 GPUについては、ハイエンドモデルであるRadeon RX 6900 XTやRadeon RX 6800 XT、Radeon RX 6800の3モデルに採用されていますが、この3モデルすべてでVRAMにはGDDR6 16GB搭載されています。しかし、UserBenchmarkに最近出現したモデルでは、Navi21ではあるもののVRAMが8GBしか搭載されていないモデルが出現しました。

モバイル向けRadeon RX 6900MプロトタイプかRX 6800の下位モデル?

UserBenchmark: AMD Radeon Graphics

UserBenchmarkに登場したのはAMD(1002 0E3A) と呼ばれるGPUで、Komachi氏によるとNavi21を示すコードがあるようです。(UserBenchmark上では見つけられませんでしたが・・・)

ベンチマークのシステム構成では、X470チップセットにRyzen 7 2700X CPUを搭載したデスクトップ向け環境で実施されており、パフォーマンス面ではRadeon RX 6800 (無印)を若干下回る性能となっています。順当に考えれば、Radeon RX 6800 (無印)の下位モデルでRX 6800とRX 6700 XTの間を埋めるモデルになる可能性があります。ただし、VRAMが8GBである事からRadeon RX 6700 XTの12GBを下回っておりポジション的には微妙な立ち位置となります。

もう一つ考えられる可能性が、モバイル向けであるRadeon RX 6900Mのプロトタイプでは無いかと言う説です。ベンチマークはディスクリートGPUで行われていますが、モバイル向けGPUをディスクリート基板に載せた状態で行われている可能性があります。

この説も少し無理やり感はありますが、既にRadeon RX 6800MではNavi12GBのVRAMを搭載しており8GBでは逆転してしまいますが、CUはNavi22の上限である40基に留まっています。もし仮にモバイル向けにNavi21を採用する事ができれば少なくとも40CUより上にまで増やす事が出来ますのでたとえVRAMが12GBを下回っていてもRadeon RX 6800M以上の性能を出す事は簡単に出来るようになります。

単純にこの8GB搭載のNavi21はお蔵入りしたプロトタイプであり、理由は不明なものの最近になってUserBenchmarkにかけられてしまったというだけの可能性もありますが、もし製品として登場するのであれば、10月頃までに登場するRadeon RX 6600と共に何かしらの発表があるかもしれません。

Radeon RX 6600(無印)は9月~10月、Navi24は年末に発売される模様

 

この8GBなNavi21ですが、謎なGPUとしか言いようがありません。AMDではNavi21採用GPUでは16GB、Navi22採用GPUでは12GB、Navi23採用GPUでは8GBと言う形を取っているので、仮に8GBのNavi21が出現してもミドルレンジ帯と同じVRAM容量になってしまい商品として魅力があまり無いように思えます。そもそも、VRAMを16GBから半分の8GBに減らしたところで価格が大幅値下げされる事もありませんので、個人的にこれはお蔵入りしたRadeon RX 6900 XTかRX 6800系のプロトタイプでは無いかと考えています。

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