PlayStation 5 Pro (PS5 Pro)はNPU非搭載。アップスケーリングはGPUのみで完結しAMDの技術を活用?

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PlayStation 5 Pro (PS5 Pro)はXDNA2などのNPUは非搭載に。アップスケーリングはGPUのみで完結し、AMDの技術を活用?

2024年秋以降に発売されると噂されているソニーのPlayStation 5 Pro (通称:PS5 Pro)については過去のリークでAI処理に特化したNural Processing Unit (NPU)を搭載することでアップスケーリング技術の利用が可能になると言われていましたが、このNPUについてPS5 Proでは非搭載になると言う新たなリーク情報が登場しました。

PS5 Proに搭載されるAPUはViolaと言うコードネームの基、開発が進められていて、CPUには動作クロックを高めたZen 2を8コア、GPU側にはRDNA 3にレイトレーシング面で改良を加えたものが56コア搭載されると言われていますが、GPU関係のリークで定評があるKepler氏によると、ViolaにNPUは搭載されないとのことです。

一方で、GPU側ではアップスケーリングなどで活用できるWMMA (Wave Matrix Multiply-accumulate)に対応するとのことです。このWMMAは行列の積和演算を行う命令であり学習、推論処理の高速化を目的とした命令と言われています。

アップスケーリング技術自体については、搭載されることはInsomniac Gamesから流出した資料や、リークなどでも度々言われていますが、その技術についてはソニーが独自に開発しているというリークがNXGamerからMoore’s Law is Dead経由で登場しています。ただ、Kepler氏によるとアップスケーリング技術をソニーが独自に開発する可能性は非常に低く、APUの開発元のAMDの技術を使うとの見方を示しています。

ソニーグループ、ゲーム事業の人員8%削減 世界で900人 – 日本経済新聞 (nikkei.com)

ソニーは2024年2月27日にゲーム事業の人員を8%、人数で言うと全世界で900人減らすと発表しています。これは主にゲームスタジオが中心ではあるのですが、PS5の売れ行きが想定を下回っている状況下でソニーが多額の研究開発費を投じて独自のアップスケーリング技術を開発する可能性は非常に低く、AMDのFSR 3.0などをアレンジしたものを搭載した方が合理的と言えます。特にPS5のゲームはPC向けでもリリースされることが多いため独自のアップスケーリング技術を搭載するよりもAMDのFSRをベースとした方がゲームの開発コストを抑えることにもつながります。

NPUについては過去にはXDNA2が搭載されると言われていましたが、AMDのFSR 3.0はXDNA2は使わず、RDNA3 GPUのみで完結する仕様です。そのためダイ面積の縮小=コスト削減にも繋がることからXDNA2などのNPUを非搭載とすることは十分あり得ると言えます。

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