Pixel 11シリーズで原神が描画の崩れによりプレイできなくなっている問題について、Googleが修正に取り組んでいることを明らかにしました。
Pixel 11のGPUはPixel 10から続くPowerVR系。原神は動作要件に含めず
Pixel 11シリーズのTensor G6には、先代Tensor G5から引き続きPowerVR系のGPUが採用されていますが、この系統のGPUはドライバーの完成度に課題を抱えており、初採用のPixel 10シリーズでは一部のゲームで動作不安定や互換性問題に見舞われた末、2025年12月にベータ版経由でGPUドライバーが更新された経緯があります。

しかし、その後継となるPixel 11でも原神がプレイできないほどの描画の崩れが起きており、Googleの問題管理システムにも登録されています。実際にTensor G6のレビューでもゲームとの互換性に課題が指摘されています。
そんなTensor G6搭載Pixel 11シリーズで発生している描画の崩れについて、ユーザーが開発元のHoYoverseサポートへ問い合わせたところ、PowerVR系GPUは原神の最低動作要件を満たさないとの回答を受け取ったとのことです。性能不足であればフレームレートの低下として現れるはずですが、実際の症状は描画そのものの崩れであるため、原因はGPU性能ではなく、PowerVR系GPUが原神の動作要件の対象外となっていることによる互換性問題と見られています。
Googleが修正を表明。原神の次回アップデートに実装される見込み
この症状についてGoogleは米メディアWiredに対し、HoYoverseと協力してPixel 11上での互換性問題に対応しており、修正は原神の次回アップデートで実装される見込みだと明らかにしています。ただ、修正版の配信時期は示されていません。
Tensor G6で採用されているPowerVR系GPUを巡っては、Tensor G5を搭載するPixel 10シリーズでも発売から約1年が経った8月の月例更新でゲームアプリのクラッシュ修正やGPU性能の改善が入っているなど、対応が長期にわたって続いてきました。今回の原神については次回アップデートで修正される見込みですが、SnapdragonのAdrenoやDimensityで採用されるMaliに比べてエコシステムが弱く、PowerVRのドライバー更新がPixelのファームウェアへ反映されるペースも遅いため、ゲーム全般の互換性問題がすぐに片付く見通しは薄いと考えられます。
そのため、原神などのゲームをよくプレイするユーザーは、Pixel 11シリーズの購入について、ゲーム側の対応やGPUドライバー最適化の様子を見てから判断した方が安全と言えそうです。


