Nintendo Switch 2のTVモードVRRは最大120Hz対応。60Hz時はPS5より広範囲に対応

Nintendo Switch 2のTVモードVRRは最大120Hz対応。60Hz時はPS5より広範囲に対応

Nintendo Switch 2が本体更新23.0.0で対応したTVモードのVRR(可変リフレッシュレート)は、60Hz出力時に40〜60Hzの範囲で動作することが実機検証で分かりました。ただし、ソフト側がTVモードのVRRに別途対応する必要があるようです。

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TVモードのVRRは60Hz出力で40〜60Hz。120Hz出力ではフルLFCに対応

Nintendo Switch 2のVRRは発売時点では携帯モードだけの対応で、TVモードでは働かない仕様でしたが、任天堂は9月10日配信の本体更新23.0.0でTVモード時のVRR出力に対応させました。ただ、任天堂が公開した更新内容には対応するリフレッシュレートの範囲が書かれておらず、内蔵スクリーンと同じ条件で動くのかどうかは分からない状態でした。

この対応範囲を実機で確かめたのがDigital FoundryのJohn Linneman氏で、60Hz出力時は40〜60Hz、120Hz出力時はフルLFC(低フレームレート補償)に対応するとしています。60Hz出力時の範囲はXboxと同じで、下限が48HzのPS5より8Hz低いところまでカバーしていることになります。

120Hz出力時に対応するフルLFCでは、VRRの下限を下回るフレームレートでも、同じフレームを複数回表示してリフレッシュレートをVRRの範囲内に収められます。例えば30fpsなら60Hz、25fpsなら75Hzとして出力できるため、40fpsを下回ってもVRRを維持できます。

60fpsを保てず40fps台まで落ちるゲームでも、Nintendo Switch 2なら可変範囲に収まってカクつきやティアリングが出ませんが、下限48HzのPS5ではこの帯域が範囲から外れます。もっとも、携帯モードのVRRは40fps以上でないと正常に働かず、2025年12月時点ではUbisoftが30fps前後でも補償を効かせる独自手法を任天堂と共有し、システム全体への適用を協議していました。TVモードでは120Hz出力時にフルLFCが働くため、携帯モードで課題だった低フレームレート時の補償不足は、出力モード次第で回避できることになります。

有効化はゲーム側のパッチ待ちで、対応ゲームは現時点で1本のみ

ただし、この範囲でVRRが実際に働くにはゲーム側のパッチが必要で、Linneman氏の検証時点で対応していたのは『Nintendo Switch 2 のひみつ展』だけです。60fpsの上限を解除しているタイトルであっても、パッチが当たっていなければ現時点ではTVモードでのVRRは効果がないとのことです。

さらに、設定メニューでVRRを有効にすると、ソフトが対応していなくてもVRRの信号は常に出力される状態になります。VRRがオンの間は、フレームの間に黒い画面を挟んで残像を減らすテレビ側の機能である黒挿入が使えないため、黒挿入を常用しているLinneman氏のような環境ではVRRが効くゲームを遊ぶとき以外はディスプレイ設定でオフに戻す必要があるとしています。なお、同氏はHDMI 2.0世代のFreeSync対応モニターでは動作しないようだとして、HDMI 2.1が必要になる可能性を挙げていますが、現時点で詳細は不明としています。

現時点でTVモードでのVRRを有効にしても恩恵があるのは『Nintendo Switch 2 のひみつ展』の1本だけで、黒挿入を使っている環境では、ほかのゲームで黒挿入が使えなくなります。そのため、遊びたいゲームにVRR対応のパッチが配信されるまではオフのままにしておき、対応した時点で切り替えるのが現実的です。なお、Nintendo Switch 2の内蔵スクリーンは発売当初からVRRに対応しているため、開発側はすでにVRRを前提にゲームを作れており、TVモードでのVRR有効化の難易度も高くなく、対応タイトルは今後のパッチで増えていくとみられます。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
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